ザグレブからバスで10時間かけて、ドゥブロヴニクまで南下したのに、今度は飛行機で北へ戻ることに・・・。なぜなら、どうしても行ってみたい町があるのだ!
それは、密かに人気を集めている、港町ロヴィニ Rovinj。
クロアチアの大観光地とは異なる、まだまだローカル感をたっぷりと味わえる町。今回は、そんなロヴィニについてのお話です。
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ドゥブロブニクからロヴィニへ
ドゥブロブニクからロヴィニに行くためには、プーラ Pula を経由する必要があります。格安航空券検索サイトのスカイスキャナーで調べてみると、クロアチアエアラインの直行便が週1で飛んでいましたよ~。
チケットを購入し、いざプーラへ。1時間くらいで到着です。
目指すは、さらに北に位置するロヴィニ。
空港からバスでプーラ中心部まで行き、そこから別のバスに乗り換えます。※バスの詳細は下記参照。
しっかし、市内行きのバスが待てど暮らせど、来る気配なし。
気長に待って、1時間。ようやくバスが来ましたよ~。
よし、これで出発できるぞ!と思いきや、次の飛行機の到着まで待機するらしく、30分くらいまたもや足止め。
しかも、待ったはいいけれど、今度は乗客が増えすぎちゃって、全員を乗せられない始末。なんだ、これ??
ま、クロアチアあるある、ということでしょうかね。
そういう、のんびりしたところが、ぐっど…ですよね。
1時間半待ったわりに、乗車時間は10分弱!の短さだったけど、でもね、いいんですよ。とりあえず、ロヴィニまでその日のうちに到着できましたもの。万事オーライです!
■Croatia Airline(ドゥブロブニク~プーラ)
所要時間:1時間
運行日:毎週火曜(2017年7月現在)
料金:7800円~(2017年7月現在)
公式サイト:http://www.croatiaairlines.com
■バス
【プーラ空港 ~ プーラバスターミナル】
所要時間:約10分
運賃:23クーナ≓400円(2017年7月現在、1クーナ約17円換算)
【プーラバスターミナル ~ ロヴィニ】
所要時間:50分
運賃:32クーナ≓ 570円 (2017年7月現在、1クーナ約17円換算)
※運賃や時刻表は、クロアチア バス検索サイトを参考にしてください。
※プーラ空港からロヴィニまで直通でも行けますが、その場合は、運賃が120クーナ≓2000円ほどかかります。
ロヴィニの宿探しで一苦労・・・
さて、今度は、宿探しです。
ロヴィニは現地で宿を探してみよう!と、あえて予約せずに向かったあそび隊。そんなのもアリかなと思って…。
バスターミナルに出没する、客引きおばさんと交渉して、宿をきめた!っていう旅人さんもいたし、インフォメーションセンターで宿を紹介してもらった!っていう旅人さんもいたし。
なんか、その場で決めるって、面白そうだし、何よりカッコイイ!
ザ・決断力と行動力!!
なーんて、浮かれてたけど、現地行ってからの宿探しって・・・そんな簡単なもんじゃ〜ない。というよりも、ゆーじゅーな私たちには、その宿の決め方は合っていない、ということがはっきりしました、はい。
その時の苦労話は、気が向いたときに、また詳しく書くとして・・・。
気ままに路地を散策しよう!
ロヴィニは、こぢんまりとした、かわいい港町。海にぽっかり浮かぶ街並みが、おもちゃみたいだ。
小さな町だし、気の向くままに散策するのが、最高に楽しい!
細い路地があちこちに張りめぐらされていて、どこもかしこも絵になる風景。
建物のあちこちに見られる傷みも、いびつな階段も、なぜか雰囲気があって、趣があって、いいんだよね〜。
洗濯物が干してあるのだって、またいいんだよね~。
ときには、路地のつき当りが海だったりして。こんなところでワイン飲んだら最高だろうなぁ。とびきり贅沢な時間が過ごせそうだ。
花や植木だって、さりげなくて、自然で、飾りっ気のない感じが、この街にぴったりだ。
夜になると、一層、雰囲気が増す。まるで、異世界に迷い込んだかのよう。
にゃんこ好きにはたまらない!
にゃんこも多くて、これまた絵になる。
後ろが気になっちゃうにゃんこ、とか…
細身で、目がシュッとしているにゃんこが多いです。
人に慣れている感じだし、エサをもらってるのかもね。
あ〜、それにしても、なんで、路地と猫ってこんなに合うんだろう…。
アートギャラリー&ショップめぐりで楽しさ倍増!
ロヴィニでは、アートギャラリーをのぞくのも楽しい。たくさんのアーティストが自分の作品を展示しています。
見たり聞いたり、時には実演してもらったりと、歩き回るだけで楽しくて、美術館に来たみたい。ゆったりとした時間が流れます。
どこか素朴で、温かみのある作品の数々は、ここ、ロヴィ二でだからこそ生まれるんだろうな。
旅の終わりにもう一度寄って、気に入った作品をぜひ持って帰りたいもんだ。
細い路地に合わせて並ぶのが、小さなお土産屋さんや洋服屋さん。積極的に声をかけてくるところを見ると、観光客に慣れているのかな。ま、アジア人はほとんどいなかったけどね。
ちょっと個性的な洋服に魅了された新人は、ひとり路上ファッションショー。
お店のおばちゃんの、「とってもよく似合っているよ(と多分言っている)」という一言に、上機嫌。
バックパックに余裕があれば、買っていくのにな・・・。ごめんね、おばちゃん。
やっぱり教会の鐘楼には登らなきゃ!
旧市街の中心には街のシンボルである聖エウフェミア教会。
行った日はコンサートだったのか、聖歌隊の歌声が聞こえ、疲れきった体と心が癒されました。
ここでももちろん、鐘楼に登ってみましたよ。丸太でできた階段が今にも壊れそうで怖い怖い。
おわりに
目の前に広がる、絵本の世界。ロヴィニは、本当にすてきなところでした。
小さい街なので、行きたいところへすぐに歩いて行けて、気づいたら通り過ぎちゃってるくらい。でも、路地はクネクネしていてあっという間に迷子になり、なかなか部屋へたどり着けないこともたびたび…。
路地の雰囲気と地元の子どもの声、カフェの音楽がうまーく調和した感じが心地よく、ちょっと魔法の世界に入り込んだような異空間でした。
また絶対に来よう!!
そう思える街でしたね。
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