Isalo National Parkイサロ国立公園の入口、Ranohiraラノイラ村に宿泊したあそび隊。
前日にガイドとの打ち合わせを済ませ、今日はイサロ国立公園をハイキング〜!
今日歩くコースは、約12km。約6〜7時間の行程です。
駐車場A → Piscine Naturelle→ Namaza camp→ Cascade des Nympes → Namaza camp→ 駐車場B
- Piscine Naturelle…いちばん人気の美しい天然のプール。
- Namaza…渓谷にあり、キツネザルが多いナマザキャンプ地
- Cascade des Nympes…妖精の滝?がある黒と青の天然プール
昼間は灼熱のマダガスカルで、6〜7時間歩くだなんてがんばれるのか!?
でも、イサロはマダガスカルいち押しの観光スポットだし、何より、まだ”キングジュリアン”ことワオキツネザルに会ってないので行くしかないのです!
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ハイキング出発! まずは、Piscine Naturelle天然プールへ
朝、ラノイラの通りでランチ用のパンとムカリを買い、約束の7時半、宿に来てくれたガイドくんと一緒にイサロ国立公園へ向かいます。ショルさんの車で15分ほど。
入場料はひとり6万5,000アリアリ(約2160円)。
ガイド料は歩くコースによって違うようで、2万〜11万3,000アリアリ(約670円〜3770円)。
私たちはフローレンのツアーとして事前に18日分まとめて払っているのでわかりませんが、たぶん11万3,000アリアリ(約3770円)のコースだと思います。
詳しい料金は マダガスカル国立公園の公式サイト を参考にしてみてください。フランス語だけど…。
イサロ国立公園は、カラカラの大地とゴツゴツした大きな岩山でできている。南北に約60キロ、東西に約20キロにも及ぶ、広大な国立公園。
ここはもともと、バラ族の聖地。国立公園となった今でも外部の人間が入れない場所もあり、彼らにとってはとても神聖な場所だそうです。
今でも、亡くなったバラ族はイサロの聖地で埋葬され、歩いている途中にも、洞窟の中に石がたくさん詰め込まれた埋葬場所がありました。
イサロのガイドくんは今まで以上に物知りで、英語がお上手。歩きながらバラ族のこと、植物のことなどたくさん教えてくれました。
「この木に虫がいるのわかる?」ってガイドくん。
「君たちの言葉でナナフシだよ」って。おー、久しぶりに聞いたね、ナナフシって言葉。
マダガスカル語ではビビハゾっていうらしい。
こちらは、バオバブの種類の仲間で、パキポディウム・グラキリスPachypodium rosulatum var. gracilius。
ぽっちゃりしたフォルムがなんとも可愛らしい。
このぽっちゃりしたお腹に、雨季に水を貯めているので、乾季も元気に過ごせるんだって。
調べてみると、日本でも昔から親しまれているそうですよ。黄色い花が咲き、とても可愛いのです。
3組のグループがこのポイントに集まっていました。
だいたい2〜4人組でガイドと一緒に行動しているようです。
わわ、おばちゃんが泳いでる〜!!
ここが天然プールのPiscine Naturelleだ。
いかにも砂漠の中のオアシスって感じで、人間も開放的になるんだねぇ。
ここをプールの方へ降りていくと、そこには…
ワオキツネザルだ〜〜!!
野生のキングジュリアンは日本の動物園で見るよりも、細くてワイルドだ。
そして、砂漠のオアシスは・・・
たくさんの観光客がここで水浴びを楽しんでいました。
30分ほどの休憩なので、あそび隊は欧米人の水浴びを眺めながら木陰で涼むだけ〜。
砂漠の景色から緑いっぱいの Namaza campナマザキャンプへ
木陰で休憩したおかげで、かなり元気になって、再び日差しの中を歩いていく。
時間的にも、日差し的にもこの区間が一番暑い!!
ハイキングと言ってもアップダウンはほとんどなく、楽チンなんだけど、この暑さがね…。
砂漠のような景色から、だんだんと緑の多い景色へと変化していくのも面白い。ナマザはこの谷の下にあるようだ。
岩山と緑の中を降りていくこのあたりは、景色がどんどん変化していって、いちばん歩くのが楽しい時間。
ナマザキャンプから滝の天然プールがある、もう1つの秘境へ
谷を下まで降りると川があり、あたりはすっかり緑でいっぱいだ。
そして、ここがナマザキャンプ地。
またまた、ワオキツネザルだ〜。ここナマザには、ワオちゃんがたくさんいて、親子の姿も。
キングジュリアンのジュニアだからJJです。マニアックすぎるか…。アニメ『ペンギンズ』にちょっとだけ出てくるんだけどな。あ、『ペンギンズ』も知らないか…。
おっ、でっかいカメレオンを発見!つかまっている木によって全然色が違う!
あ、種類が違うのかな…?
ここのキャンプをさらに奥へと進んでいきます。
川に沿って、ずんずん進んでいくと、黒いプールと青いプールのあるCascade des Nympes(妖精の滝)に到着だ。
- 奥にはこんなにたくさんの観光客が!
- 秘境リゾート感たっぷりの黒いプール
こんな奥地にたくさんの観光客が!?ってほどの混雑ぶり。あっちこっち人がいっぱいで、着替えるのに隠れることもできません。
ま、見知らぬ人だし。もう2度と会わないし。って感じで、みなさん生着替えでした。
奥にある黒いプールは、人がたくさん泳いでいて気持ち良さそう。汗だくで何時間も歩いた後ですからね。
で、いざ、入ってみたらメ〜〜〜ッチャ冷たい!そんなに長くは入ってられません。
手前にある青いプールは、小さいけど水が澄んでいて、これまた気持ち良さそう。こちらの温度は、さっきよりちょっと高いのか、気持ちよく入っていられました。
ここの黒と青のプールの傍で、持参したパンを食べながら、しばし休憩〜。
暑い中、何時間も歩いたけど、ここでの休憩ですっかり復活できた。
ナマザキャンプまで戻ると、さっきまで泳いでいた観光客がみんなピクニックランチ中。
今度はチャイロキツネザルがいっぱいいるぞ。
可愛い姿にみんなランチそっちのけ。カメラを持って追いかけていました。
ナマザキャンプから ゴール地点の駐車場へ
緑いっぱいのナマザキャンプを離れると、またイサロのカッコイイ岩山が見えてくる。駐車場までは1kmほどで、もうすぐ近くだ。
出発してから約6時間半。3時ごろ、ショルさんの待つ駐車場に到着しました。
マダガスカルへ来た2つ目の理由だった、野生ワオキツネザルに会うことができた。予想もしていなかった秘境リゾートも満喫できたし、なかなか楽しかったイサロハイキング。
ホテルへ帰った後、レストランでいただいた冷たい飲み物がとーってもおいしかったこと。もう、グビグビです。
昼間歩くのは暑いけど、マダガスカルへ来たならおすすめのハイキングですよ。ぜひ、ぜひ。
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