マダガスカルに来たら、まずバオバブ街道へ行きたい!
バオバブ街道はマダガスカル島の西海岸、モロンダバという町の近くにあります。
モロンダバへはどうやって行くのかな??
行き方は2つ。
首都アンタナナリボからタクシーブルースというミニバスで12〜18時間。または、飛行機でびゅーん。
前者は40000アリアリ(1500円前後)、後者は832,000アリアリ(3万円前後)…
はい、タクシーブルースしかないですね。
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タクシーブルースで、モロンダバへ行こう!
マダカスカルは、アフリカいち悪路とも言われていて、どうしても移動は長時間になる。
それにともなうトイレ問題が、今回いちばんの心配ごとだった。
マダガスカルの面積は日本の1.6倍。そこまで大きな島ではないけれど、なんてったって、その島をつないでいるのが、穴ぼこだらけの道…。
一応、舗装はされているけれど、こんな感じであちこち舗装がダメになっているのだ。
がんばれ!マダガスカル〜!
ブログリサーチによると、皆さん、タクシーブルース乗り場での死闘とも言える駆け引きや交渉、そして、ぎゅうぎゅう詰めの車内に、野トイレ…。
ワクワクする内容は全く出てこない。かなりビクビクしていた遊び隊。
オススメのタクシーブルースは、Cotisse
ギリギリまでリサーチし、かなりナイスなタクシーブルース会社を見つけた!
その名は、「Cotisse」!(読み方がよくわからない。たぶんコーティスィ…)
モロンダバまでは、45000アリアリ(約1500円)。
他のタクシーブルースの相場40000アリアリよりちょっと高いだけだし。
宿のお姉さんが言うには、
「日本人といえば、みんなCotisseを使ってモロンダバへ行って、バオバブを見に行くのよ〜」
えっ、そうなの??
そんなに有名な会社なのに、全然ヒットしなかったな…
予約客のみが乗車でき、しっかり時間通りに出発するという、それだけですばらしい会社。
車の状態も良く、朝早く出発するので、夜にはモロンダバに着くのです!所要時間は約12時間。
たいていのモロンダバ行きは、午後出発して、翌日の朝に到着の夜便。
でも私たちが乗るCotisseは昼便なのです。
予約のため、前日にアンタナナリボの町はずれにあるバスターミナルへ、ドキドキの大冒険。
活気がある、ごちゃごちゃした中心部もちょっと怖いけど、さびれた商店街を歩く時は、半年の旅でトップ3に入るくらいの怖さ。警戒度マックスでキョロキョロしまくりでした。
途中、ガソリンスタンドのおじさんに、つたないフランス語で教えてもらい、なんとか歩いてCotisse会社まで行き、予約完了。がんばった〜〜!
当日。宿からバスターミナルへはタクシーで移動。
マダガスカルの朝は早く、6時でもうバスターミナルは大にぎわい。
私たちを乗せたタクシーに、他のタクシーブルース会社の客引き兄さんたちが猛ダッシュで近づいてくる。
タクシーはのろのろと進み、運転手さんは「Cotisse、Cotisse…。(意味:Cotisseで予約済みだよー)」と言い続けてました。
こわいこわい。歩いてなくて本当に良かった。
集合すると、ナイスな会社では、乗客の荷物にテープで名前をつけ、車の屋根にまとめて積んでいきます。お客さんはほとんどマダガスカル人だけど、なんとなくナイスな身なりをしている人が多い。で、みなさん、結構な大荷物。
タクシーブルースの車窓から 〜驚きのコメ文化〜
マダガスカルでは珍しい、時間通りの7時に出発です!
首都アンタナナリボの朝は、かなりのラッシュ。お巡りさんが交通整理をしていました。
渋滞を抜けると、こんな田園風景。
隊長の知っているアフリカの姿とは全く違う景色に大興奮。
田んぼがあるなんて!!ナンテコッタ!
行ったことないけど、きっとベトナムとかタイとかの東南アジアに近い風景。
休憩とトイレ問題!?
12時間の道中、3回ほど休憩がありました。
午前9時。1回目の休憩。朝早かったため、ここで朝食をとるようだ。
と、同時に、この屋台の左手前のほうでノシッコタイムです。
結構きちっとした身なりのおばさまたちも、何の躊躇もなくお尻を出しているじゃないですか。
こんなに人がたくさんいるところでのノシッコは初めてだけど(あたりまえです)、
お尻が並ぶ光景に、隊長も心のブレーキが外れ、お尻の群れに参加してみることに。
1回ノシッコしておけば、もうトイレ問題なんて怖くないし〜。
トイレ問題を恐れて、前日の夜から水分はとらない、朝も何も食べない、なんてことをしなくてもいいし〜。
朝は肌寒かった車内も、昼にはすっかり暑くなり、さすがに水を飲まずにはいられない。
12時半。2回目の休憩はランチでした!
ナイスな会社だけあって、寄ったのもなかなかこぎれいなレストランだ。
- ランチ食堂
- 食堂のトイレ
まあまあなトイレもあるし。
ご飯は、お皿いっぱいで、5000アリアリ(約165円)。
1人前を二人でシェアして十分な量でした。
タクシーブルースの車窓から 〜町には人がわんさか〜
長い道中、ほとんどは何もない荒野を走っているけど、
いくつかの町を通り、マダガスカルの暮らしぶりを覗けるのも昼間の移動ならでは。
川では洗濯していたり、行水していたり。
どんなに茶色く濁った川でも、同じように、川岸にはたくさんの人がいる。
前を走るトラックは、きっとその町では貴重な交通手段。ぎゅうぎゅう詰めだ。
村の中心地では、登下校中の子どもたちが道からあふれるように歩いていた。
こんなにたくさん!?ってほど。
学校にも周囲の家にも入りきるのか、不思議なくらいの人数だ。
町によって、制服の色が違っているのが面白いね。オレンジだったり、水色だったり、ピンクだったりと。
それに、幼稚園くらいのチビッコと高校生くらいのお兄さん、お姉さんが一緒に登下校している姿もなかなか微笑ましい。
同じ制服を着ていることもあったし。
暑さと蚊の襲撃さえ我慢すれば、なかなか快適な12時間だった。ぎゅうぎゅう詰めにもならず、お尻も痛くならず…。
モロンダバに近づくと薄暗い中、ポツポツとバオバブが見えてきて、二人で大興奮!
「あ、それバオバブじゃない?」
「こっちにも、ある〜!」てな感じで。
夜7時頃、真っ暗なモロンダバに到着です。
マダガスカルに来た誰もが訪れる町だ。たぶん…
さ、明日はバオバブ街道への行き方をリサーチだ!と、夕ご飯代わりのマンゴー食べて、早めに就寝したのでした。
(2016.10.24)
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