モロンダバから南下して4日目。
2日目にバオバブ群を見て、アンダバドアカで2泊し、再び移動します。
ここでまた、面白いバオバブと、楽しい人々に出会うのだ。
アンダバドアカAndavadoakaからイファティIfatyまでは、6時間くらいの道のり。細かい日程を全く知らされていない私たちは、毎日、どこを目指して移動しているのかわからない。ドライバーのメナちゃんとあまり言葉が通じないんだ…。
スポンサーリンク
激しい揺れの中、宇宙人とタトゥーバオバブに出会う
出発して10分ほど、遠くに奇妙な形のバオバブを見つけた隊長。
大きな口を開けた宇宙人に見える。
あのぽっちゃりバオバブ群も、宇宙から落ちてきたようだったし…。
あれはなんなんだろう??
ドライバーのメナちゃんもわからないらしく、車を止めて歩いて近づいてみた。
さらに近づいてみる。バオバブが縦に割れて、その半分が崩れているようだ。
よく見ると、この宇宙人バオバブの周りだけに水たまりがある。乾燥地帯を好むバオバブだから、水分が多すぎて腐ってしまったのかな?それとも、腐ってしまって、中に溜めていた水分が出ちゃったのか?
原因はわからないけど、このふざけた顔の宇宙人は、寿命を迎えたバオバブだってことはわかった。
ワクワクして見に行ったのに、ちょっと悲しい結果…。
再び車に乗り込み、出発だ。
今日のララナラツィ(悪い道)っぷりは半端なく、まるでディズニーシーのインディージョーンズに乗っているかのようだ!!
1時間くらいの間は、わーわー言いながら激しい揺れに両手、両足でふんばっていた。
後ろに積まれているタイヤが、ゴットンゴットンとジャンプ!
運転中のメナちゃんも思わずハンドルを放して、天井を押さえるほどだ。
- ララナラツィ(悪い道)を進む
- サボテンに似た植物がいっぱい
この揺れは、ロンプラに書いてあった ”born shaking ぼーん しぇいきんぐ” に違いない。
突然、「あのバオバブを見てごらん」って、メナちゃんが車を止めた。一見、この辺りにある普通のバオバブみたいだけど…。
よーく見ると、模様がある!!!
誰かが模様をつけたにしては全体にくまなく描かれている。ってことは、これはまさか、自然にできた!?
メナちゃんに聞くと、「これはナチュラルだ」って。(つまり、自然に描かれた)!!
「バオバブタコワーズ」と呼ばれていて、意味はタトゥーのあるバオバブってことらしい。
こーんな模様が自然に描かれるなんて、バオバブを作った宇宙の神様に感服ですよ。
この後も、うっすらと模様があるバオバブになんども出会いました。
Tsiandambaツィアンダンバで、海の恵みをいただきます
本日のぼーんしぇいきんぐのエリアを乗り越え、出発から5時間ほど。
簡素な建物が並ぶ、海沿いの村をいくつも通り過ぎる。台風が来たらすぐに飛ばされそうな家ばかりだ。
お昼時、小さな村、Tsiandambaツィアンダンバに到着。
小さな村の岬に塀で囲まれた一角があり、そこにレストランと簡素なコテージが並ぶ。景色も、のんびり具合も申し分ない。
ちょっと高台に位置しているので、近くの湾がよーく見え、海で遊んでいる子どもたちも見える。
ほーんとにのどかで、気持ちいいところだ!
シーフードがおすすめのレストランで、まずはランチです。
その日に海で採れた「魚とカラマリ、ロブスターのどれがいい??」
それと、「ご飯とポテトどっちがいい??」ってことで、別々のものを頼んでみたら…
こんな大量のランチに!!
そもそも魚がデッカいのだ。カラマリは小さいけど(笑)。
マダガスカルに来て、暑さと下痢ですっかり小食になっていた私たちには、当然食べきれず…。
海の恵みをおいしくいただいた後、コテージで休憩〜。
今日はここにお泊まりだって。えっっ!!ココですか…?
ずいぶんと簡素すぎやしませんか?壁の隙間から、お外が見えますけど…。
窓にはガラスも、シャワーももちろんありません。電球は1つだけありました。
ま、寝るだけだし、Mr.コックローチは今の所いなそうだし。きっと大丈夫さ〜。って強がってみる。
海で自由に走り回って遊ぶ子どもたち
部屋のことは忘れ、午後は海岸沿いを歩いてみよー!
漁師たちはピローグで海へ、子どもたちは浅瀬で遊んでいる。みーんな、裸んぼで走り回ってる。
私たちが座って休んでいると、遊んでいた男の子たちがだんだんと近づいてきた。写真を撮ると、嬉しそうに、どんどん調子に乗ってしまう子どもたち。
突然、いちばん小さい子が思いついたかのように、砂浜に寝転がり、真っ白になって海に走っていく。それを真似して全員が真っ白に。なんどもなんども繰り返す彼ら。大爆笑の私たち!!
- 砂まみれで真っ白になった子どもたち
- おしりをふって踊る子どもたち
そのうちに、すぐ目の前でおしりダンスまで披露してくれた。
みんな、姿勢がすっごくよくて、引き締まっている。当たり前だけど、肥満の子どもは1人もいない。
そのうちに、漁師さん(大人の男)たちが漁から帰ってきた。みなさん、ムッキムキの体!
元体育教師の隊長は、マダガスカル人の体つきと姿勢の良さにずーっと感動していた。
これだけ走り回れば、子どもだって自然に引き締まったイイカラダになるよね〜。
これが本来の人間の姿だよね〜って。
しかし、昼間は暑いマダガスカル。レストランの日陰で休憩だ。
ここの若女将のアンジーと、軽〜いノリの観光ドライバーのにいちゃんと、お話タイム。
途中から、マダガスカル語講座になったけど、観光ドライバーの彼は日本語を学びたいってことで、マダガスカル語←→日本語をジェスチャーを交えて教えあうことに。お互いにメモしまくる。
なかなか日本語の発音ができないドライバーのにいちゃん。アンジーさんの日本語もかわいい。
この午後の講座のおかげで、かなりお互いのコミュニケーションが楽になりました。
マダガスカルコーヒーの作り方を教えてもらう
戻ってみると、コーヒーのイイ香りが〜。
よく見たら、炭火の上でコーヒー豆を焙煎中!!
マダガスカルのコーヒーのうまさに、日々感動していたあそび隊。
どうやってあの美味しさが生まれるのか、興味津々です。
- コーヒーを炭火で焙煎しているところ
- 棒で叩いてコーヒーを粉にしているところ
作業をしていた女の子とおばちゃんに教えてもらい、一緒にやってみた。
①真っ黒になるまで鍋の上で混ぜながら炒る。
②砂糖をたっぷり混ぜて、さらにかき混ぜながら炒る。白い煙が出るほど炒る。
③冷ます
④木でできたウスのようなものにコーヒー豆を入れ、長い棒でトントン叩いて粉にする。
⑤布の袋に入れて、鍋に入れて煮出す。
残念ながら煮出すシーンは朝イチなので実際には見学できず。後で聞きました。
飲むときに、コンデンスミルクを入れるのがマダガスカル流なのです。
日本へ帰ったら、マダガスカルコーヒーのカフェでも始めるかな〜。
観光というよりも、現地の人との交流体験ツアーに
その夜。語学交流したにいちゃんが、車から音楽を流し出した。すると、その音楽に合わせて子どもたちが踊りだす。
ここで働くおばちゃんの子どもたちと、近所に住んでいる子どもたちが集まり、ひとクラス分くらいいるぞ。
有名なダンス曲らしく、同じ曲を何度もかけては、みんな絶妙に腰を振る。大人たちはゲーラゲラ笑って見ている。
すると、アンジーさんが「踊ろうよ」って。断りきれずに新人も一緒に腰を振り、おばちゃんたちも他のお客さんも大笑い。暗すぎて写真が撮れなかったのが残念…。
交流ボランティアに、少々お疲れ気味のあそび隊です。
翌朝。
日課になってきた5時半の朝日を眺めてから、海辺をお散歩。
この村のピローグは、カラフルでとても可愛らしい。
海から帰ってくる船が、待っている家族からもわかるようにデザインが違うらしいですよ。
漁師たちの妻と思われる女性たちが、せっせとピローグの準備。夫婦で海まで運んでいました。
宿で朝食をとってから、アンジーさんたちともさよならです。
- メナちゃんとアンジーさんに写真を見せる新人
- ここで働くおばちゃんたち
コーヒーやムカリ(小さなパンケーキみたいな食べ物)の作り方を教えてもらったり、家族の写真を見せたり。かなり仲良しになりました。
ツィアンダンバでたくさんの現地の人と触れ合い、マダガスカル語も上達した私たち。一緒に過ごしてくれたみなさんに本当に感謝です。
グーグルマップにもかなーり小さくしか載っていない小さな村。のんびりできるけど、1泊で十分。とにかく、早くシャワーが浴びたいあそび隊なのでした。
コメント
コメントはありません。