スイスのハイキングエリアとして、日本人に大人気なのがグリンデルワルトGrinderwald。
そのグリンデルワルトを含んだハイキング天国がベルナーオーバーラント地方です。
アイガー3970m、メンヒ4107m、ユングフラウ4158mをはじめとした、トゲトゲしたカッコ良過ぎる名峰が連なっているのです。
ベルナーオーバーラントは、どこを歩いてもこれらの雪山がどーんと見えていて、たくさんの絶景ハイキングコースが選べるのが魅力なのです。
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グリンデルワルトはアイガーが目の前にどーーん!!
まず、あそび隊がはじめに訪れたのは、ざ・アイガーがどーんと目の前に立ちはだかる谷あいの村、グリンデルワルト。
前日のマイエンフェルトでのハイジハイキングの疲れが残ったまま、グリンデルワルトへ大移動。
チューリッヒ、ベルン、インターラーケンと3回乗り換え、ようやくグリンデルワルトへ到着。
どっしりとしたアイガーが間近に迫る緑の谷に、可愛らしい家々が広がるグリンデルワルトの景色。これを見るだけでもここへ来る価値がありますね〜。
ハイキングコースはどこにしようか??
グリンデルワルトへ来た目的はもちろんハイキング!
だけど、ハイキング → 移動日 → ハイキング → 移動日…と、スケジュールがハード過ぎる日々で。
グリンデルワルト到着の翌日も、晴れならハイキング、雨なら(願っていた)休養です。
天気予報も毎日微妙だし、はっきりとは予定が立てられず。何泊するかも、天気とハイキングの満足次第ってことで、とりあえずユースホステルで3泊を予定。後で1泊追加しました。
①プフィングシュテック 〜 ベーレック小屋への往復
1つ目のコースは、移動の疲れが残っていて、短時間で歩けるところを探していました。で、ユースホステルの元気おばちゃんにオススメを聞いたところ、「ベーレック小屋へのコースはすっごいいいよ。」って。よし、決定!
当日の朝。雲がアイガーを隠し、今日は休養日だ~!と思ってのんびりしていたけど、だんだん空が明るくなってきて…、ユースホステルの宿泊客も、どんどん山へ出かけていく。
あれっ!行かなきゃっ‼︎
- ハイキングルート:プフィングシュテック Pfingstegg 〜 ベーレック小屋 Baregg を往復
- 日にち:2016年6月30日
- 所要時間:約3時間
- 距離:6km
- 体力レベル&難易度:アップダウンはあるが距離は短い 初級〜中級
- コースの感想:スリルある崖沿いをドキドキしながら歩き、ちょー楽しかった!すぐ近くに羊がいっぱいで、それもドキドキ。おすすめです。
詳しい地図と歩いたときの様子は、こちらから↓
②グロッセシャイデック 〜 フィルスト 〜 バッハアルプゼー
その翌日は、晴れ予報。こういう日はパノラマコースでしょ?
またまた、ユースホステルのおばちゃんに聞いたおすすめの王道パノラマコース。人気のあるコースなので、ガイド本にも乗っているし、日本人ツアーもあるようです。
- ハイキングルート:グロッセ・シャイデックGrosse Scheidegg 〜 フィルストFirst 〜 バッハアルプゼーBachalpsee 〜 フィルストFirst
- 日にち:2016年7月1日
- 所要時間:約4時間
- 距離:12km
- 体力レベル&難易度:ほとんど平坦な道のり 初心者にもオススメです
- コースの感想:最初からずーっと絶景で、しかもほぼ平坦だから誰でも歩けますね。人気なのもうなずけます。バッハアルプゼーからの眺めは外せないでしょう。しかし、フィルストはたくさんの韓国人が。韓国へ来たかと思いマシタ…。
詳しい地図と歩いたときの様子は、こちらから↓
③ラウターブルネン 〜 イーゼンフルー 〜 ロープホルン小屋 〜 グリュッチアルプ 〜 ミューレン
ラウターブルネンからの、1泊2日のハイキングです。マニアックなコースなので調べてもあまり出てきません。グリンデルワルトではないので、ユースホステルのおばちゃんにも頼れず、山小屋を自力で探し、予約しました。
- ハイキングルート:
1日目:ラウターブルンネン Lauterbrunnen ~ イーゼルフルー Isenfluh ~ スルワルト Sulwald ~ ロープホルン小屋 Lobhornhütte
2日目:ロープホルン小屋 Lobhornhütte ~ クーエボドミ Chüebodmi ~ グリュッチアルプ Grütschalp ~ ミューレンMürren - 日にち:2016年7月3〜4日
- 所要時間:1日目 約3時間、2日目 約5時間
- 距離:1日目 約8km、2日目 約12km体力レベル&難易度:危険な箇所はないが、全行程を歩くとなると、アップダウンも距離もかなりある。中級
※グリュッチアルプからミューレンまでは、初心者でも可。人気のコース。
1日目の詳しい地図と歩いたときの様子は、こちらから↓
- コースの感想:スルワルトからは、ユングフラウ三山がずっと見えていて気持ち良いハイキング。途中、上り坂がきついけど、それを超えるとロープホルン小屋からは素晴らしい絶景が待っていましたよ。
ロープホルン小屋を大公開!はこちら↓
2日目の詳しい地図と歩いたときの様子は、こちらから↓
- コースの感想:ロープホルン小屋からグリュッチアルプまでは結構な下り坂。途中、牛に囲まれコースを見失うことも。グリュッチアルプからミューレンは人気の絶景コース。平坦だから初心者でも楽しめますよ。
おまけ ブリエンツ湖〜マイリンゲンをサイクリング
山小屋ハイキング2日目を終えたフラフラなその足で、ブリエンツまで山を下りました。
翠色の美しい湖のほとりの村で疲れを癒してから、自転車を借りて、1日サイクリング。
- サイクリングルート:ブリエンツBrienz 〜オーベルリート・アム・ブリエンツァーゼー Oberried am Brienzersee 〜ブリエンツBrienz 〜 マイリンゲンMeiringen 〜ブリエンツBrienz
- 日にち:2016年7月6日
- 所要時間:約3時間半(乗っている時間のみ)
- 距離:47km
- 体力レベル&難易度:ブリエンツ湖沿いは少しアップダウンあり 初級者でも可
- コースの感想:ブリエンツ湖沿いをどうしても自転車で走りたい気持ちと、シャーロックホームズのマイリンゲンへ行きたい気持ちとどちらも譲れずに、こんなコースとなりました。ブリエンツ湖を見ながらのサイクリングはそれはもう、最高ですよ。
ブリエンツでのサイクリングの様子はこちら↓
滞在はグリンデルワルトのユースホステルから
グリンデルワルトでは、ユースホステルに宿泊。小高い場所に位置しているユースホステルへの道は上り坂。
アイガーと緑の谷の眺めに、ニヤニヤしつつも、全部の荷物を背負っての上りはキツイキツイ…。たくさん歩いたけど、ここのハイクが一番キツかったんじゃ…。バスを使えばよかったと途中、何度も後悔しました。
しかし、このユースからの眺めは絶景!!部屋からも、ロビーからもアイガーが。
ここのテラスで、アイガーを眺めながら食べる夕食は格別。それがスーパーで買ってきた簡単なものでもデス。周りの皆さんもコープの夕食でしたっけ。
私たちはユースホステルを起点とし、天気と相談しながらどこを歩くか、リサーチしたり、おすすめコースを教えてもらったりしてハイキングコースを決めました。
Wi-Fiがロビーでしか使えないため、自然と人がロビーに集まってくるのです。ここで働いているすっごく元気なおばちゃんをはじめとして、ひとり旅をしている日本人とも4名出会い、いろいろお話できました。
中でもいちばん刺激を受けたのは、富山から来ている60代のお父さん。
バスなどの乗り物をほとんど使わずに、あちこちの山を歩いていました。
「山を歩くのにお金は使わない!」という信念の持ち主。それに見合う体力があるからすごいです。
まだまだ、負けていられない!と私たちにも火がついたものの、乗り物をうまく使って、賢く、楽にハイキングできるのがスイスの素晴らしいところ。
結局、それに甘んじてしまいましたが…。
もっともっと、体力をつけていきたいものデス。
谷深い村、ラウターブルンネンでは、滝を鑑賞
続いて、山小屋に泊まってみたい!という願いを叶えるために、猛リサーチ。日本のどこかのツアー行程で見つけたのがラウターブルンネンから行けるロープホルン小屋でした。
1泊2日ハイキングの当日、グリンデルワルトからラウターブルンネンへ移動。
ハイキング前に、ちょこっとラウターブルンネンの村を散策してみました。
村のどこからも見えるのがシュタウプバッハの滝。落差なんと287m!途中で岸壁にぶつかったりや風に舞い上げられたりで、滝壺へ届く水量は少ないのだ。
もう1つ、入場料がかかるトリュンメルバッハの滝というのも有名ですが、時間がないので、行きませんでした。
おわりに
たくさんの観光客とハイカーが訪れるベルナーオーバーラント。
日本語観光案内所もあり、日本人もいっぱい歩いているし、海外初心者の日本人がスイスの山を楽しむならベストなんじゃないでしょうか。
ハイキングに慣れていない人でも、乗り物をうまく使えば楽チンで絶景の中を歩けますよ〜。
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