スイスでも、山小屋に泊まりたいと思っていた私たち。
偶然見つけた、とある日本の旅行会社のサイトに、なんと、10日間でスイスにある4つの山小屋に泊まるハイキングツアーが紹介されているではないかっ!すばらしい!ていうか、すっっごい弾丸・・・。
このツアーを参考に、景観の良さそうなロープホルン小屋に泊まってみよう!ってことに。
さっそく、Wi-Fi 状況の悪いユースホステルのロビーで、山小屋に電話し、空きを確認。
よーし、これで準備おーけー。山小屋までのハイキング、決行です!!
- ハイキングルート:
1日目:ラウターブルンネン Lauterbrunnen ~ イーゼルフルー Isenfluh ~ スルワルト Sulwald ~ ロープホルン小屋 Lobhornhütte
2日目:ロープホルン小屋 Lobhornhütte ~ クーエボドミ Chüebodmi ~ グリュッチアルプ Grütschalp ~ ミューレンMürren - 日にち:2016年7月3〜4日
- 所要時間:1日目 約3時間、2日目 約5時間
- 距離:1日目 約8km、2日目 約12km
- 体力レベル&難易度:危険な箇所はないが、全行程を歩くとなると、アップダウンも距離もかなりある。中級
※グリュッチアルプからミューレンまでは、初心者でも可。人気のコース。
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まずは大きな荷物を預けよう!
1日目の行程は、ラウターブルンネン~イーゼルフルー~スルワルト~ロープホルン小屋までの全8キロを歩きます。
問題は、大きな荷物。メインとサブを合わせると、約15キロ。山小屋で1泊した後、その足でブリエンツに移動する、と決めていた私たち。どこかに荷物を預けないと。
でも心配ご無用!!スイスの主要な駅には、大きめのコインロッカーが設置してあるし、万一入らなかったり、空きのロッカーがなかったりしても、窓口で預かってくれるのです!
ありがたや~ありたがや~。さすが、観光大国スイスじゃ~。
その恩恵にあやかり、私たちも、ラウターブルンネン駅の窓口で荷物を預けます。
1個につき、CHF 6 ほどだったかでしょうか。おおむね24時間以内らしいですが、あまり細かいことは気にしていないようでしたね。そーいうとこ、スキです。重ーい荷物を預けたので、周辺を少し観光しましょう。
■ラウターブルンネン駅の荷物預かり窓口
営業時間:7:00 ~19:00
料金:たしか・・・CHF6(2016年7月時点)
いよいよハイキング開始!イーゼンフルーまでの道のり
さて、荷物も軽いし、滝でマイナスイオンも浴びたし、ハイキングに出発だー。
最初の目的地は、イーゼンフルー。
木漏れ日を感じながらの林間コースは、どことなく日本の風景に似ています。なんだか、谷川岳の一の倉沢へ向かう道みたい。
風が気持ちよく、すがすがしい気分。
・・・と、突然、20mくらい先で、ゴゴっと大きな音が。
それはほんと、一瞬のことでした。
気づけば、目の前に転がっている大きな岩。
あまりに突然のことだったので、何が何だか分からなかったけれど、これって、落石!!!
前を歩いていたカップルさんが、何やらどこかに電話している様子。きっと報告をしていたのかな。
あんなのが落ちてきたの!?と思うくらいの岩が、一瞬にして落ちてくるなんて。タイミングが違っていたらどうなっていたんだろう・・・と、こわくなり、先を行くのを躊躇してしまう。
結局、その後もハイキングを続けましたが、途中、「落石注意」の看板は出てくるし、斜面の岩がせり出しているところはあるしで、もう警戒度マックス。忍者のごとく、素早い歩みで、先を急ぎましたよ。
心臓をバクバクさせながら、歩くこと1時間。待ちに待ったイーゼンフルーに到着!
高台に位置するこぢんまりとした集落。観光地化されていなくて、静か~なところ。
■ポストバス Post Bus での行き方(2017年7月現在)
路線:142番 (Lauterbrunnen~Isenfluh)
運賃:片道 CHF 3.80
始発:7:35(だいたい1時間毎に運行)最終:18:35
所要時間:15分ほど
※10時、11時、14時台は運行なし
※Isenfluh~Lauterbrunnenの最終バスは18:10
公式サイト(英語版):https://www.postauto.ch/en/timetable
レトロなケーブルカーでスルワルトへ
イーゼンフルーから8人(牛であれば1頭)乗りの小さなケーブルカーで、スルワルトへ。
赤のケーブルカー、レトロでかわいいなぁ。電話ボックスみたい。
降りるときは、車内にあるボタンを押して、手動でドアを開けます。
この日は週末だったこともあり、家族連れもちらほら。このコースはあまり観光客に知られていない穴場コース。
■ケーブルカー(Isenfluh-Sulwald)
運賃:片道 CHF8.40 往復 CHF12
運行時間:7:00 ~ 18:15(15~30分おきに運行)
公式サイト(英語版):https://www.isenfluh.ch/english/
※スイスパスやハーフフェアカードの適用はありません。クレジットカードもNGです。
絶景をみながらロープホルン小屋を目指す!
スルワルトに着いた私たちを待っていたのは、上毛三山ならぬユングフラウ三山。
えっ?上毛三山をご存じない??またまた~、そんなご冗談を。
赤城、妙義、榛名のことですよ~。
え??それでも分からない!!?・・・もっとがんばろう、ぐんま。
グリンデルワルトを含め、この辺り一体はベルナー・オーバーラント地方と呼ばれています。そして、この地方を代表する山と言えば、アイガー、メンヒ、ユングフラウのユングフラウ三山!!
アイガーとメンヒは少し雲がかかっているけど、雄大な景色を前に、上機嫌で踊る新人。
楽しくて、隊長思わずジャンプ!40代とは思えない、見事な飛びっぷりですよ!!
ロープホルン小屋にとーちゃく!
あ、旗が見えてきた!小屋はすぐそこ!!
ていうか、ユングフラウ三山、むちゃくちゃきれい!!
スゴイところに建っています!景色も素晴らしすぎて、興奮が押さえられません。
ここまで、約8キロ、きつめの登りもある道を3時間ほど歩きました。
あごかれのスイスで山小屋ステイ(2)に続く・・・。
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