ハイカーあこがれの地、スイス。そのスイスで、山小屋に泊まろうと決めたあそび隊。
3時間のきつい登りにも耐え、到着したのが、ここ、ロープホルン小屋。スイス、初めての山小屋ステイ。部屋は?食事は?トイレは??
どきどきの山小屋ステイを大公開!!
■ロープホルン小屋 lobhornhütte
住所:Postfach 2, Lauterbrunnen 3822, Switzerland
電話番号:+41 79 656 53 20
宿泊料金:1泊2食付き 相部屋 CHF55だったはず・・・(2016年7月時点)
水道・トイレ:あり
シャワー:なし
オプション:シーツ CHF5
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みんなで仲良く川の字で!
ロープホルン小屋には、母屋と、もうひとつ宿泊専用の小屋があります。
今回お泊まりするのは、母屋とは別の小屋。比較的、新しい建物のようです。
室内は、こんな感じでなかなかきれい。
ここに、長~いおひげのアルムおんじと、大人3人のスイス人家族と私たちの6人が泊まりました。日本の山小屋と同じスタイル。川の字になって、みんな仲良くね。
シーツは、CHF5で借りられます。私たちは、自前のシーツを持参。
補足ですが、このシーツ、オススメです。山小屋だけでなく、さまざまな宿で活躍しました。シーツに守られてる感があり、重宝しますよ。これさえあれば、ケッペキのそこのアナタも大丈夫!!
マットレスは、びっくりするぐらい柔らかかった・・・。でもこの日は疲れきっていたし、ぐっすり。
7月初めと言えども、夜はさすがに寒くて、軽フリース、ライトダウンを着て寝床に入りました。ま、途中でものすごく暑くなり、ぜんぶ脱ぎましたけど。暑がりの新人なんて、半袖・短パン・・・。
スイスの山小屋は、密閉感が半端ないです。朝、部屋の中は熱気でむんむん。メガネだって曇っちゃいます。
ちなみに、隣の部屋には、子ども連れの家族がいてバタバタと大はしゃぎ。
下の部屋にもたくさんいて、夕食時はかなり賑わっていました。
トイレの表記が分からない・・・女子トイレは「Jungfrau」?
トイレは、小屋の外にあります。便座付きの、水で流さない、自然派トイレです。日本の一般的な山小屋より、少しキレイかな。ケッペキの新人が入れたので、ま、たいていの人は平気です。
よく見ると、表記が。ひとつは「Eiger(アイガー)」、もうひとつは「Jungfrau(ユングフラウ)」。
ん?山の名前が書いてある・・・これって、もしかして、どっちかが男性用で、どっちかが女性用??
でもどっちが!?まさか、これはスイスの一般常識?スイスあるある??
と、しばし、人が使う様子を観察。
うーーーん、わからん。でも、なんとなーく、男性は「Eiger」、女性は「Jungfrau」を使っている。
ということで、私たちも「Jungfrau」を使うことに。
後で調べてみたところ、「jungfrau」は「乙女」という意味!しかも女性名詞。で、「Eiger」は男性名詞。※ドイツ語やフランス語では、単語が、男性・女性名詞に分けられます。
じゃ、やっぱり私たちの読みは合っていたのかな!?スイスあるある、ムズカシイ・・・。
同じ釜の飯を食う!!
食べるの大好き新人が、山小屋で一番楽しみにしていた時間。それはもちろん、夕飯。何気に、この旅で初めての夕食付きの宿ということで、隊長の胸も高まります。
スイスの山小屋は一体どんな料理が出てくるんだろう。楽しみ、楽しみ!
座る席は、部屋ごとに決まっているようです。アルムおんじ、スイス人家族と一緒にテーブルを囲みます。
そして、食卓に運ばれてきたのは、大きい鍋や皿に盛られた料理。そこから、自分の食べる量だけいただきます。これぞまさに、同じ釜の飯を食う!!ですね。
肝心のメニーは、
- よく給食で出ていたようなABCスープ(ちょっとしょっぱいけど、このABCパスタがモチモチしていてうまい!)
- 羊の煮込みカレー、レンズ豆のカレー、ほうれん草のソテー、ご飯
- カットフルーツ
羊の煮込みカレーは、カレーというよりはスープみたい。香草が効いていて、ちょっとクセのある味。これが結構、後引くお味。
おかわり自由で、おなかいっぱい食べられました。
アルムおんじのナイフさばきと食べ方が、本当にハイジのおじいさんのようで、感激。スイス人はナイフの使い方がとても上手。さりげなくて。食文化の違いを感じさせます。
ドイツ語を調べながら、アルムおんじに質問したり、スイス人お兄さんが通訳してくれたりして、暖かくテーブルを囲んで食事ができました。
ちなみにこのお兄さん、北海道に4ヶ月ほど滞在していたらしく、ニセコの雪はスイスよりいいんだと力説。
そりゃ私たちも行かなきゃだ!
おんじもスイス人家族も、暇さえあれば、スイスの山々を歩き、ハイキングを楽しんでいるそうです。あまり、海外には行かないんだって。国内旅行で間に合っちゃうって。
そりゃそうか。山好きにとって、スイスは天国。国内で十分楽しめるもんね。うらやましい環境だ。
初対面なのに、こんな雰囲気を作り出せるのって、いいな~。山小屋ならでは、かな。
みんなの食事が終わる頃、オーナーのアイリーンさんが、ドイツ語で何か言っています。頭の上にハテナマークを乗せる私たちを尻目に、みなさん、ささっとお皿やナイフなどを重ね始める。
おっ!片付けタイムか!!
スイスの山小屋では、食事の後片付けは、テーブル毎に行うようですね。と言っても、使った食器をまとめるだけでしたが。でも、こういうのも、共同生活って感じで、すごくいい。
食後は、自分の部屋に戻ってもいいし、その場に残って、コーヒーやお酒を飲みながら、まったりするのもいい。私たちは、せっかくなので、ちょっと残って、みんなとおしゃべりを楽しみました。
山の朝やけが大好きな日本人
次の日は、5時半起床。
雲ひとつない晴天。
あー、これぞアルプスの朝!!どこからか、ハイジのオープニングが…。
ちなみに、この日、朝焼けを見たのは、私たち2人だけ。他の山小屋でもそうだったけど、あまり欧米の方は朝焼けに興味がないみたい。日本の山小屋なんて、これ見たさにたくさんの人が起きてくるのにね・・・。
山小屋の朝ごはんは、贅沢な時間!
朝ごはんは、テラスで。最高の景色を見ながらの朝食だ。
チーズ、ハム、パン、 ミューズリーなど、スイスの朝食の定番が並ぶ。大好物のナッツ類も置いてある!!自分の好きなものを好きなだけ、いただきます。
このパンがパウンドケーキみたいでサイコーに美味しかったなぁ。ほんと、朝から贅沢すぎる時間だ。
出発のとき、笑顔で挨拶を!
みんな、あっという間に出発の準備。
アルムおんじは、食べかけのパンが入ったビニール袋をぶら下げて、一番に出発。
「グーテライゼ (良い旅を)!」と笑顔で挨拶を交わす。
なんか、ちょっと寂しいな。
私たちも身支度を整え、お世話になった宿のアイリーンさんたちにご挨拶。記念に、一緒に写真撮影。
かわいい帽子をかぶった水飲み場くんにも、ちゃんとサヨナラしましたよ。
総評
ロープホルン小屋の魅力は、なんと言っても、展望のすばらしさ!
ユングフラウ三山が一望でき、本当に贅沢な眺めが楽しめます!!
小屋自体は、こぢんまりしていて、とっても素朴。それがまた、ぐっど。オーナーのアイリーンさんは、明るく、気さくな人で、温かく迎えてくれました。ウェルカムドリンクも美味しかった~。
また行きたい、と思える、オススメの山小屋です!!
1日目のハイキングの様子はこちら↓
2日目のハイキングの様子はこちら↓
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