イタリアからスイスに入り、サンモリッツ周辺でハイキングした後に私たちが訪れたのは、マイエンフェルトMaienfeld。
アルプスの少女ハイジの舞台となった村です。スイスといえばやっぱり「アルプスの少女ハイジ」でしょう!!
今回のハイキングは、マイエンフェルトの中心部から山の上のハイジの家レストランまで往復するコースです。もちろん、ハイジの歌を口ずさみながら歩きましたよ〜。
- ハイキングルート:ハイジショップ Heidi Shop ~ ハイジの泉 Heidi Fountain ~ ハイジ村 Heididorf ~ ハイジの家レストラン Heidi Alp hut Restaurant ~ハイジ村 Heididorf ~ ハイジショップ Heidi Shop
- 日にち:2016年6月28日
- 所要時間:約6時間45分(休憩時間含む)
- 距離:16.5km
- 体力レベル&難易度:ほぼアスファルトだけど、登りは長〜い 初級〜中級
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マイエンフェルトの中心部はとても静か
マイエンフェルトの駅は小ぢんまり。静かで、観光地という感じはないですね。
駅からまっすぐ街へ進むと、観光案内所を兼ねたハイジショップHeidi-Shopがある。
外の看板に見所の書かれた地図があったので、これを参考に歩くことにしました。
それでは、街の中へ出発!
この水飲み場は…、5歳のハイジがおじいさんのところへ向かう朝に、飲んでいたような…気がする。
ハイジを感じさせる標識が、町のあちこちに。
ブドウ畑を見ながら、ハイジの泉へ行ってみよう
まずは、ハイジの泉Heidi Fountainというところへ行ってみよう。中心部から北西の方へ歩いていきます。
この辺りはワインの産地として有名で、ブドウ畑が広がります。
途中から道が細くて不安になりますが、そのままブドウ畑の中を歩いて行くと、
スイスのハイジは、とてもリアルで、あのかわいいハイジとは全然違う…。
右にユキちゃん?がいましたよ。
大きな駐車場もあるので、シーズンには観光バスが来るのかな。
ニャンコにあいさつして、ハイジ村へ行こう
ハイジの泉から、そのままハイジ村 Heididorf へ行こうと思ったのだけど、看板にあった道がわからなくて、民家に迷い込んでしまった…。
あきらめて、街へ戻ってから仕切り直すことに。
街に戻ってくると、ニャンコが待っていました。あ、こんにちは。
この辺りでよく見かけた板は、ニャンコ用の階段だったのか。マイエンフェルトの人はニャンコ思いなんだね。
標識のある中心部まで戻ったので、今度はハイジ村を目指して歩いていきます。
ブドウ畑と民家の中を30分ほど歩いていくと、
ハイジ村には日本人観光客がいっぱいだ
歩いている時は、ほとんど誰にも会わなかったのに、ここハイジ村には観光客がいっぱい。ほとんどが日本人ツアー客だ。
日本では、アニメに親しみを感じている人の方が多いと思いますが、もともとはスイス人作家であるヨハンナ・シュピリの児童文学書。日本のみならず、130もの言葉で翻訳され、世界各国に知られています。
- ハイジハウス HeidiHaus
- ハイジヒュッテ Heidi’s Alp hut
- ショップ&資料館
どこも名前にハイジが付いていて、なんともわかりにくい…。
全部を見学するには、ひとり14.80スイスフランの入場料がかかります。
ハイジハウスは、1890年当時の本物の家で、暮らしぶりがわかるように、家具や小物が展示してある。
そこにはハイジとペーターも…。
- ハイジハウスのおじいさん
- ハイジヒュッテの大鍋
さらに50mほど上に建つ、新しい建物がハイジヒュッテ。
おじいさんがチーズを作る大鍋があったり、二階への階段もあったり、ハイジの物語を再現した作りになっていて、かなりワクワク!!
ショップには、郵便ポストもあって、出した手紙にはかわいいスタンプを押してくれるとか。
- ハイジ村の郵便屋さん
- ハイジとゆきちゃんの消印
日本人のおばさまたちに囲まれ、どうやって書くの?と質問されながら、ここでポストカードを書いて出してきました。
ハイジの家レストランまで、長〜いハイキングだ
ハイジ村を堪能した後は、ここから1時間半(約4kmちょっと)歩いて、山の上にあるハイジの家レストランへ向かいます。レストランは、ハイジ村の入場料とは関係ありません。
スタート直後から、急勾配の林間コースでひたすら登りデス…。
途中に7ヶ所かな、物語の抜粋が書かれた看板や展示物があるので、ハイジ好きの隊長はうきうき。
それに比べて、暑いだの重いだの、ぶーたれる新人。
あ、おじいさん、ハイジ、ペーター。3人が応援に。がんばれ、新人!
応援もあってか、調子が出てきた新人は、ハイジの歌を繰り返し、ふたりとも気分はすっかりハイジ。
ヤギではなく、牛に囲まれています。もちろん、ニオイも…。群馬の香りだ!
眺めの良いハイジの家レストランで演劇鑑賞!?
ヴルスト(ソーセージ)とコーヒーで一息入れましょう。
草原では、ハイジとペーターになりきった子どもたちが、アニメのワンシーンを再現中。
あれはきっと、第1話。山を駆け上がって来たハイジが、暑くて服を脱ぐシーン。お母さんディレクターがカメラを回し、撮っては確認、を何度も何度も繰り返している。
観客は、レストランで休んでいるお父さんと、私たち。それと隣のカップル。
みんなたくさん笑わせてもらいました。
劇団のみんな、楽しい公演をありがとう。
レストランでたくさん笑って、すっかり元気を取り戻した私たち。帰り道はずうーっと下り。元気に歩いて帰りました。
終わりに
登山道を歩くがっつりハイキングとは違って、ほとんどは舗装されていて歩きやすい道。気づいたら16kmも歩いていました。通りで足が疲れているわけですね。
でも、開放感あるブドウ畑と遠くに見える町の景色の中を歩くハイジハイキング。本当に気持ちよかった。
ハイジ村にはたくさんの日本人観光客が大型バスで来ていましたが、歩かないのはもったいない!
ワインは飲めないけれど、ここに住んでワイナリーを営んでもいいと思うくらい、マイエンフェルトのファンになったのでした。
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