感動のオーロラ体験をしたロヴァニエミから、ヘルシンキへ戻る際に利用した、この旅初めての寝台列車!!
サンタさんが、故郷ロヴァニエミに帰るときに利用することから「サンタクロース・エクスプレス」とも言われているようです。
ん?サンタさん、トナカイで帰らないんかね??
ま、大人の事情があるのでしょう。
では、フィランドの夜行列車の旅に行ってみましょ~。
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衝撃の事実!?地元では「サンタクロース・エクスプレス」とは言わない!?
日本のガイドブックや旅行会社でも紹介されている「サンタクロースエクスプレス」。響きからしてメルヘンで、なんだか、とっても可愛らしい列車を思わせます。
北海道の旭山動物園に向かう、「旭山動物園号」のように、もしかしたらスペシャルな列車なのかも、という期待を抱かずにはいられません!
私たちもぜひ乗ってみたい!!心躍らせながら、「サンタクロース・エクスプレス」の情報を集めていたときのことです。
いくら、Santa Claus Express で検索しても、なかなか有益な情報は得られない・・・。Eurail などのチケット予約サイトが出てくるだけだし、日本語で「サンタクロースエクスプレス」と検索しても、同じ。
フィンランド鉄道(VR)の公式サイトに行っても、Santa Claus Express の文字はない・・・。
ありゃ??まさか・・・・・・「サンタクロース・エクスプレス」って、地元では言わないの・・・?
一体、誰がつけたのかは定かでアリマセン。愛称として、人知れずに使われているのかもしれないし、フィンランド国外の人が他の列車と区別するためにつけたのか・・・。
でも確かに言えるのは、フィンランド鉄道の公式サイトでの名称は、「Night Train」。至ってシンプルなのであります。
旭山動物園号のような、スペシャルな列車を思い描いていたけれど・・・どうやらそうではないらしいな・・・ぐすん。
清潔!機能的!フィンランドの夜行列車は快適だ~。
夜8時ちょっと前、ロヴァニエミの駅に到着です。

「Rautaie」は電車、「asema」は駅の意味。
スーパーで買ってきた夜ご飯を食べながら、出発時間が来るまで、じーっと待ちます。
夜9時45分!ついに電車が来ましたぁぁぁ!!
おおお~、2階建て~!!
ちらほら雨が降っている中、ロヴァニエミの駅から、たくさんの人が乗り込みます。
なんだか、夜の旅って、無性にワクワクする!
車両には、こんなにかわいいフクロウの絵が!!
私たちが予約したのは、1階の2人部屋。
期間限定のお得チケットで59ユーロでした。フィンランドの夜行列車のチケットや寝台タイプについて、くわしく知りたい旅人さんは、こちらをお読みください。
車両は新しくて、かーなーりきれい。
室内には、それぞれタオルと水が用意されています。素晴らしいサービスです!
ベッドカバーも、車体と同じく、可愛らしいデザイン。
さすが、フィンランド!森を意識してますね~。
Wi-Fiも完備!
さすが、フィンランド!ネット社会先進国ですね~。
枕元には、照明、目覚まし時計、ラジオ、コンセント。携帯や水のボトルを入れられるポケットなんかもついちゃって!機能的です。
洗面台もついているので、口をゆすいだり、歯磨きしたりが簡単にできるが嬉しいですね。
共用ですが、シャワールームもありますよ。ま、私たちは、浴びませんでしたが・・・。
ちなみに、2階の部屋は、トイレ・シャワーがついているようです。
ロヴァニエミ ~ ヘルシンキ間は、約830km。所要時間は、約12時間。ひと晩で走るのだから、スピードは相当出ている模様。たぶん。
真夜中の原野を走る列車。外には、トナカイやムーの群れがいるのかもしれない。そんな楽しい空想をしながら、眠りにつきます。
翌朝、窓から見えるまぶしい朝日で目が覚める。
列車は、ときおり揺れて、カーブのときは転がり落ちるんじゃないかと思うほど。でも、隊長はよ~く眠れたようですよ。新人はまあまあね。
朝食のポリッジを食べに、食堂車へ。
期間限定のお得チケットで、電車代もほぼ半額で、さらにポリッジ付きだったのです。
新人は、寝不足気味のはずなのに、初めてのポリッジに大興奮!食いしん坊だからね〜。
ポリッジのお味はと言いますと…、うん、甘いおかゆみたいな感じだね。お金を出してまで食べたいか?それは、どうかな…。
ぼーっと窓から景色を眺める。ほんと、何もないなぁ。
あっという間にヘルシンキに到着。
あ、こんなクマさんデザインの車両もあったんだね。
電車から降りた後も、揺れの後遺症がある私たち。1日中ずーっと体が揺れている感じでした…。
結構な揺れはあったけれど、こんなに快適な寝台は初めて!
と〜っても、ワクワクする時間でした。
ま、ほとんど寝てたけどね。
フィンランド 夜行列車の旅を終えて・・・
フィンランドの夜行列車は清潔で、快適で、安心!
宿泊代も浮くし、非日常を味わえる列車旅。たまには、こんな体験もいいですね。
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