フィンランドでやりたかったことのひとつ、森林ハイキング。今回は、オーロラ観測でも大変お世話になったオーナスバーラの丘が、再登場。アップダウンもないので、ハイキング初心者さんでも楽ちんコースです。
早速、ハイキングにしゅっぱーつ!
【ハイキングした日】2016年9月6日
【総距離】6.7km
【所要時間】約3時間
【コース概要】目立ったアップダウンもないので、楽ちんです。歩いている人も、そう多くはないので、静かなハイキングが楽しめます。フィンランドの森を、これでもかーってほど、たっぷり味わえるコースですな。
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ハイキングの出発地点は ホテル「Lapland Hotel Ounasvaara Chalets」
前日もオーロラ観測のため、寝たのは夜中12時過ぎ・・・。
そのため、ハイキングの出発時間もかなり遅くなってしまい、昼過ぎに、や~~~っとスタート。
スタート地点の「Lapland Hotel Ounasvaara Chalets」 があるのは、オーナスバーラの丘のふもと。
まずは、スキー場を登っていかなくてはなりません。えっちらおっちら歩いて、頂上にある「Lapland Hotel Sky Ounasvaara」 を目指します。
すっかり慣れっこの、この道。ふ~、この景色、何回見たかなぁ。
前日の夜はあんなに怖かったけれど、昼間はすいすい歩けるね。
約15分ほどで、丘の上に建つホテル「Lapland Hotel Sky Ounasvaara」に到着です。
青のまつぼっくりマークのコースを歩いてみよう!
「Lapland Hotel Sky Ounasvaara」から東へすすむと、コース看板が!今回は、青いまつぼっくりのマークに沿って歩いていきます。
ちなみに、LUONTOPOLKUは、Nature Trailという意味だって。
フィンランドの静かな森を歩く楽しみ
フィンランドのハイキングの楽しみのひとつは、静かな森をたっぷり味わえること。
遠くの山まで見渡せるアルプスのハイキングとは、また違った空気感に包まれています。
おや、いかにも怪しいキノコだ。
火を焚いてもいい場所が、いくつもあって、小屋には薪の用意も。自由に使ってよいのだとか。
静かで、落ち着いた、森の道。
ときどき出くわす薄暗い道は、まるで、神社の裏を歩いているような…ドキドキ・・・。
あ、飛行機!
開けた場所へ出ると、なんだかほっとするなぁ。
明るいところで、ひと休みして、また森の中へ。
木道の周りはコケがいっぱい。
おっ、これが、うわさの?リンゴンベリーだな。フィンランドでは、よく食べられている実。トナカイバーガーに使われていたピンクのソースの原材料だ。
足元に目を向けたり、空を眺めたり。
こんな風に、静かな森との対話を楽しみながら、のんびりと歩けるフィンランドのハイキング。
すてきでしょ??
バーベキューを楽しむのがフィンランド流ハイキング!?
ところどころに、火を焚く場所が用意されている、フィンランドのハイキングコース。
誰もが、バーベキューを楽しめるようになっているんだとか。
この日も、お姉さんたちがバーベキューをしているのを発見!!
こうやって、ソーセージを焼いて食べるのがフィンランド流のハイキングなんだって。
ロヴァニエミ留学中の隊長の教え子、おせんべいさんが言っておりました。
質素なつくりなのが、またいいんです!
立派なバーベキューセットが置いてあるわけでもなく、自然の中で、ひっそりと。自然環境に迷惑かけない範囲で楽しんでね、みたいな、ね。
こういう考え、大好きです!!
ああ、それにしても、自然の中で仲間と食べるソーセージ。さぞかし、おいしいでしょうね~。
最高のぜいたくだ!と、あそび隊的には思うわけでアリマス。
ソーセージ、持って来ればよかったな~。
森の神さま登場!?トナカイとの不思議な出会い
ソーセージ談議をしながら歩いていると、遠くに動物が見える!!
ん??なんだ、あれ?鹿??いやいや、あれは・・・
おーーーっっっ!トナカイだーーーーっっ!!
1頭がこちらを観察している様子。
逃げられないように、静かに近づいていきます。あ~、だめだ!興奮する~!!
周りの空気がピーンと張り詰める。そりゃ、トナカイなんて初めてですもん。群馬ですら、見かけるのは、鹿やイノシシですから。
2~3頭かと思っていたら、あらら、結構な数!!群れでいらっしゃったのね。
一瞬トナカイがこっちに向かって走ってきて、
やばい!どうしよ!と思ったけれど、2頭で追いかけっこしてるだけでした。ふぅ~、よかった。
8頭ものトナカイさんが、目の前を堂々と横断して行きました。
なんか、森の神様に会ったような、不思議で幸せな時間。
今日、この時間に来てよかった~!午前中、のんびりしてたのも無駄じゃなかったな~、とつくづく。
それにしても・・・、動物、やっぱりいるじゃん!!
姿を見せたのが、昨日の夜じゃなくて本当によかった。夜だったらきっと、パニック。
あ、でも、真っ暗だから、気付かないか。
ちなみに、大興奮の私たちのすぐ後ろで、理科の授業中らしき地元中学生の団体は、あんまり興味ない様子。トナカイさんを見ても、スルーでした・・・。
それもそのはず。この辺りでは、トナカイさんに会うのは、そう珍しくないことなのだそう。
しかも、ほとんどが野生じゃないらしい!なぬっ!
では、どなたのトナカイさん?
調べたところ、ラップランド地方の先住民族サーミ人のトナカイさんのようです。サーミ人は、トナカイと共に生きる民族。トナカイの毛皮で極寒をしのぎ、トナカイソリで移動し、ときにはトナカイを食らい・・・。
サーミ人にとって、トナカイさんは、無くてはならない存在。
放牧されているので、今回のように、森で出会えるのですね。
野生ではないと知ってもなお、やはり、出会えると嬉しいものです。
あ~、気持ちいい木道だ。広くて明るいところは本当に安心するね。
大きなアリ塚。
よーく見ると、大きめのアリさんが忙しそうに働いてました。
コースをほぼ一周してくると、昨日のオーロラ観測地点に到着。
あんなに怖かった場所も、昼間はとっても気持ちいい広場。昨日みたいに寝転んでみると、青空と雲がいい感じ。
おー、青空に映える新人もカッコいい!
オーナスバーラの丘ハイキングを終えて
気持ちよく晴れたロヴァニエミ。
念願のハイキングができ、森の神さまの使い?のトナカイにも会え、大満足!
オーロラやトナカイに出会える、オーナスバーラの丘。
地球と宇宙のパワーに触れたというか、地球に生きているということを感じられる、とっておきの場所。
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