甥っ子の冬休みに合わせて、オーストラリアのケアンズに来たあそび隊。
ケアンズでやりたいことの2つ目である、「パロネラパークへ行きたい!」を叶えるため、ケアンズについてから必死でリサーチしました。
いろいろパロネラパークへの行き方を調べた結果、レンタカーかで行くか、現地ツアーに参加するしかないってことが判明。
いちばん安かったツアーにギリギリ2日前にでネットで申し込みました。
そもそも、パロネラパークとは??
スペイン人のホセ・パロネラさんが「お城を建てたいっ!」という生涯の夢を実現したという、なかなか深いストーリーのある場所です。
- ルート:ケアンズ 〜 バリン湖 Lake Barrine 〜 カーテンフィグツリー Curtain Fig Tree 〜ミラミラの滝 Milla Milla Falls 〜 パロネラパーク Paronella Park 〜 バビンダボールダーズ Babinda Boulder 〜 ケアンズ
- 金額:AU$119 (約10,270円)
- 感想:ドライバー兼ガイドさんがとても博識で、楽しい人でした。朝7時から夕方6時まで、疲れてしまうくらい盛りだくさんの1日。パロネラパークでの夢をあきらめない情熱と行動力にたくさん刺激を受けました。
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朝7時にバスがお迎え
バックパッカー宿にも、ちゃんとツアーのお迎えが来てくれます。
朝7時、20人ほどが乗れる小さめのバスから、フレンドリーなガイド兼ドライバーさんが出てきました。もうすでに、たくさんの人が乗っています。
今回は、日本語ツアーよりも安い英語ツアーなので、いろいろな国の人が乗っていました。
あと2組ほど迎えに行って、出発!
と思ったら、なんだか1組がホテルから出て行方不明?らしく、ドライバーさんは困惑気味。20分ほど、そこのホテルで待ったけど、連絡も取れず…。しゅっぱーつ!こういう人もいるんですね。
バリン湖でクルーズ?スコーン?熱帯雨林!
ケアンズからは、アサートン高原への山道をグングン登っていきます。
ドライバーさんは、とっても博識で、熱帯雨林のこと、オーストラリアの地形のことなど、ジョークを交えながら、たくさん説明してくれました。
まず最初に訪れたのはバリン湖 Lake Barrine。
火山活動によって生まれたカルデラ湖で、熱帯雨林に囲まれた湖のほとりには、スコーンがおいしいと評判のティーハウスがあります。
ツアーのほとんどの人は、モーニングティーとクルーズのオプションが付いていたので、ちょっと忙しそうでした。朝の遅れが響いていたようです。
何もオプションの付いていない私たちは、バリン湖のほとりを散歩することに。
熱帯雨林の中を15分ほど散策。
熱帯雨林の木は背がすごく高く、光はあまり入ってきません。
ハイキングで自然の中を歩く機会の多い私たちですが、熱帯雨林は、何だか”大昔の原生林”を思わせる。何千年、何万年も前から変わっていない地球って感じかな。
実際、ここには樹齢1000年を超える、オーストラリア最大のカウリパインの大木があるとか。
眺めのいいところで、朝買ってきたミートパイの朝食をいただきました。
ケアンズはミートパイがおいしいのですよ。
ティーハウスは、バリン湖が眺められる素敵なカフェ風レストランで、とても雰囲気の良いところ。
紅茶好きの甥っ子はテイクアウトで紅茶をオーダー。しかし、あまりに混雑していて、紅茶だけで20分待ちするほど。
クルーズが終わったところで、再びバスに乗り込み出発です!
バスの中からは、高原の牧場をいくつも通り過ぎました。
オーストラリアは本当に広々しているね〜。
見ごたえのあるカーテンフィグトゥリーにて
次に立ち寄ったのは、カーテンフィグツリー Curtain Fig Treeと呼ばれる大きなイチジクの木です。
樹齢600年と言われる奇怪な巨木で、ケアンズ周辺の観光では、見逃せないスポットのようです。
世界で最も訪問者が多い木だとか。本当に??
熱帯雨林の中に、5分ほどでぐるっと散策できるボードウォークが設置され、その奥に大きなイチジクの木がそびえていました!
日本が大好きのドライバーさんは、私たちと一緒に歩き、木の説明をしてくれたり、日本の話で盛り上がったり。とっても気さくな方でした。
ここは秘境?ミラミラの滝
続いて訪れたのは、ミラミラの滝 Milla Milla Falls。
「ミラミラ」とは、アボリジニーの言葉で、「水が豊富な」「滝」という意味だそうで、落差約18mの滝があるなかなか美しいところです。周辺にはいくつもの滝があるようですが、なかでも最も有名なのがここなんだって。
この周辺では、「ミラミラ」のように繰り返すアボリジニー言葉が、地名になっているところがたくさんありました。
ここはCMや映画の撮影場所としてもよく使われてきたそうですよ。
うんうん、とっても秘境っぽいよね。
私たちが訪れた12月は水量が少ないようで、違う時期の写真を見るともっと水量が多いですよ。
泳がない人は、滝の近くまで行ってみよう〜って。
大きなシダ植物の仲間を見ると、「ここは大昔から全然変わってないのでは?」って思いますね。
夢の詰まったパロネラパークのストーリーに感動
パロネラパーク Paronella Parkはスペイン系の移民、ホセ・パロネラさんによる手造りのお城。ホセさんが一生をかけて夢を追いかけた、ロマンの詰まった場所だ。
1930年代に建築された当時は、美しい庭とお城で過ごす優雅な場所として、まるでディズニーランドのような夢のある場所だったに違いない。
水没や火災により、すっかり朽ちかけてしまった今では、まるで古代の建物なのかと思うほど。
この階段にも秘密があるとか。
上から見ると同じ幅だけど、本当は下の方は広がっているのです。
パロネラパークでは、日本人ガイドさんがこんな秘密をいろいろと興味深く説明してくれました。
ここの滝に見せられて、ホセさんはこの場所を選んだと言われています。
私たちの期待以上だったパロネラパーク。思いがけずたくさんのことに気付かされた体験となりました。
バビンダボールダーズで水浴びタイム
最後は、バビンダボールダーズ Babinda Boulderという、ウールーヌーラン国立公園内にある巨大な岩が連なる不思議な渓谷を訪れました。
ここは、アボリジニの神話にまつわる場所らしく、後で調べたら、不思議な岩の光景の写真が出てきました。
しかし、朝からたくさん回って、疲れてしまった私たちには、昼寝休憩所となりました。
不思議な岩を見るためには、少し上流か、下流へ歩かないと見られないのかもしれません。
川で水切りを楽しんでいた甥っ子でしたが、スマホを落とす前にバッグへ入れに来たところ、その手から見事につるんっ・・・
アスファルトの上へ…。その結果…。
今日1日の思い出は、きっと熱帯雨林でも、パロネラパークでもなく、スマホショック…ですね。
期待以上に楽しんだ、1日現地ツアー
「パロネラパークへ行きたい!」を叶えるため申し込んだ1日現地ツアー。
あちこち行きましたが、やっぱり印象に残ったのはパロネラパーク。
ホセさんの一生をかけたロマンと、夢をあきらめない情熱にすっかり魅了されてしまった私たち。さらに、ガイドさんから夢のかけら(壊れた建物の一部の石)をもらい、大興奮でした。
パロネラパークで私たちのガイドをしてくれた女性は、日本から旅行に来た際に、夢のあるストーリーに魅了され、その日のうちにパロネラパークで働くことを決意したそうです。
ガイドさんの「行動力」と、ホセさんの「夢をひたむきに追い続けること」の大切さを身をもって教えられました。
ここでの出会いに、本当に感謝です。
ちなみに、
私たちが参加したのはホットホリデーから申し込んだ、Northern Experience Eco Toursが催行している英語ツアーです。
コースは違いますが、現地オプショナルツアー予約サイトVELTRA
でも、豊富なツアーが用意されています。
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