13個の4000m級の山々と氷河に囲まれた村、ザースフェーはご存知ですね。
村を散歩するだけでも、スンバラシイ絶景を望めるけど…、周辺にはハイキングコースもたくさんあるし、ほとんどの乗り物はシチズンパスで無料だし〜!
せっかくだから、さらに大自然にどっぷり浸かりましょー。シチズンパスや村の様子などは、こちら をご覧ください。
人気のコースを調べて見つけたのが、絶景パノラマハイキングっぽいこちら。「花の遊歩道」とも呼ばれているコースです。
- ハイキングルート:クロイツボーデン Kreuzboden ~ アルマゲラーアルプ Almagelleralp ~ ザース・アルマゲル Saas-Almagell 「アルペンブルーメン・プロムナードAlpenblumen Promenade(花の遊歩道)」
- 日にち:2016年7月9日
- 所要時間:約4時間半(昼休憩込み)
- 距離:10.5km
- 体力レベル&難易度:前半はほぼ平坦、最後の下りがややきついかも 初級者〜
- 歩いた感想:前半は谷の反対側の山々と氷河、ザースフェーの村がずーっと見渡せる絶景が続きます。コースには花の名前や写真のついた説明板がいくつもあって、読みながら行くのも楽しい。アルマゲラーアルプからの景色は、また涸沢のようでしたよ。
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ザースグルントの村からゴンドラに乗って
ザースフェーのバスターミナルからポストバスに乗って、隣の村ザースグルント Saas-Grund へ行きます。この移動もシチズンパスで無料です。
バスが1時間に2本しかなかったので、パンを買うのも諦めて…、早めにバスに飛び乗りました。
どこかでお昼用のパンを買いたい!と思い、ザースグルントの中心部 Saas- Grund Post Bus Station でバスを降り、歩いていると、coop発見!coop様ありがたや〜。
クロイツボーデン行きのゴンドラは、このバス停から更に一つ先のバス停で下車します。バス停の名前は、Google mapさんを見てみると、Saas-Grund Bergbahnen かな。
ハイキングコースのスタート地点であるクロイツボーデンは、ゴンドラの最終地点ではなく、実は途中駅。ゴンドラはさらに上の、ホーサースまで続いています。せっかくだから、最終地点のホーサースまでゴンドラを乗り継いで、眺めを楽しむことにしました。
ホーサースではモンテローザを眺められる
なんの苦労もせずにビュ〜ンと標高3142mまで上がってきてしまいました。
本当にスイスの乗り物はすごいですな〜。しかもタダ!
ホーサースからは、4000m峰が18座も見えるらしい。
ザースフェーからは見えないヨーロッパ第2位の高さであるモンテローザもちょこっと頭をのぞかせています。(上の写真の左から3つ目のトンガリです)
このあたりを軽く散策していると、おじさんが話しかけてきました。
「この辺に咲いている花は、このあたりにしか咲かないんだよ。なかなか見られないぞ。」って。
うんうん、そうですね。こんなに高いところでも、お花は頑張っていました。キレイな色でなかなか可愛い。
ホーサースからの眺めを楽しんだ後は、またゴンドラに乗ってクロイツボーデンまで戻ります。
クロイツボーデンから絶景ハイキングスタート!
ここからが今日のハイキングコースだ。
「Alpenblumen-Promenade (花の遊歩道)」と書いてありますね。
本日のコースは、ザースフェーの谷とそこを囲んでいる山々がすっごくよく見渡せます。
ウワサ通りの絶景パノラマコースです。
ちょうど谷の反対側が、前日に歩いた、イチオシのドキドキコース。思い出すだけでも、楽しくなっちゃうコースだったな。
奥に見えるのが、ダム湖シュタウゼー。
人気のコースという割には、歩いている人は少ないです。前日のコースの方が断然、人気があるようだね。
花の遊歩道にこんな花が咲いています
「花の遊歩道」コースですので、可愛らしいお花がたくさん?咲いていました。
大きい花もありますが、小さくて儚げなお花畑もまた、いとおかし。
じっくり見てみたけど、全然わかりません。ドイツ語ですから…。
気持ちいいアルマゲラーアルプは、まるで涸沢
大きな谷沿いから外れ、左の奥の方へ入ってくると、アルマゲラーアルプの山小屋が見えてきました。
夏休みということで、ちょうど中学生くらいの団体が休憩を終え、出発するところでした。
これから登っていくらしく、今晩は山小屋泊かテント泊なのかな?
こんなに若い時から、スンバラシイ絶景の山に親しめるなんて、本当に羨ましい…。
スイス人にとっては、ハイキングは国民的余暇活動なんだね。
子どもたちもいなくなり、静かになったので、私たちもお昼休憩。
あ、さっきもちょこっと食べちゃったけど、改めて〜。
何度もお世話になったCOOPのワッフル!安くて美味しい〜のです。
あまりに軽くて、あっという間に4つ入りの一袋が終わってしまうのが悲しいところ。
山小屋の前にある広場からは、ザースフェーを囲む山が正面に見える。個人的には、ここからの景色がこのコースで一番好きかもしれないな。
あまりに気持ちの良い広場で、瞑想したくなる…!?くらいですよ。
反対側はこんな感じで、山に囲まれた、まるでお椀の中にいるような…わかるかな。
ここの山小屋で朝を迎えられたら、素晴らしいだろうな〜と思いました。
ザースアルマゲルへの下山コースは結構キツイ
離れがたいこの広場を後にし、川沿いをまっすぐ進んで下山コースをとります。
ここから、1時間ほどでザースアルマゲルの村まで行けるようです。
途中で2つのコースに分かれましたが、右のコースを選択。どちらでも村へ下りられるようです。
「ザースアルマゲルからスタートして、1時間でここのアルマゲラーアルプに来られるのかぁ。それもいいなぁ。」
・・・って思いましたが、下山していくと、
ってことは登りはかなり苦しいでしょうな。
で、先ほどの考えは却下。
時間をかけてでも、クロイツボーデンからのんびり絶景を見ながら歩くのが正解です。
足にくる下り坂を終え、無事にザースアルマゲルの村へ下山できました。
バス停の前には小さなスーパーがあり、ハイキングを終えたおじちゃんおばちゃんがアイス(もちろんマグナム!)を買っていました。
たくさんの人が、ここのバス停でマグナムを食べていて、思わず笑っちゃうほど。なかなか面白い光景でしたよ。
のんびりと遠くまで見渡せる開放感あるハイキング
今回のコースの見所は、前半の開放感ある谷沿いウォークとアルマゲラーアルプの気持ち良さですね。
ホーサースやクロイツボーデンからの景色は、ザースフェーとはちょっと違う角度から4000m級の山々を見渡せて、開放感がありました。
ザースフェー周辺の村の様子もよくわかり、本当に、なんてところに村があるんだ!!!ってまたまたスイス人に脱帽ですよ。
「花の遊歩道」としては、今年はちょっと寒かったのか早かったのか、あと一歩な気がします。エーデルワイスも全然咲いてなかったしね。
でもお花好きの方は楽しめると思いますよ〜。ぜひ。
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