サウナ大国、フィランド!!
オーロラ観測やサンタクロース村、ヘルシンキのまち散歩もいいけれど、や~っぱり、サウナなくしてフィンランドは語れません!!
カラダとココロをじんわり温めるサウナ。こんな至福の時があっていいのでしょうか!?
今回は、あそび隊もハマった、フィンランドの「サウナ」についてのお話です。
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フィンランドの国民的習慣!サウナにどっぷり浸かる!
フィンランド人にとって、サウナはなくてはならない存在。私たちも、ロヴァニエミ、ラッペーンランタでは、大変お世話になりました。ヘルシンキの宿にはついていなかったけれど、ヘルシンキ発の面白そうなツアーを発見しました!詳しくは、一番最後をご覧くださいませ。
さてさて、サウナ付のコテージ。
ロヴァニエミで泊まった「Casa Arctica Apartments」。かわいい外観です。
サウナはこんな感じ。個人宅なのに、ちゃんとしてますよね。

ロヴァニエミの宿「Casa Arctica Apartments」の室内
サウナ効果で部屋全体が暖かく、外が寒くても本当に快適!ストーブやエアコンがなくても、サウナひとつで間に合っちゃう。
生活の知恵だなぁ。
ロヴァニエミのオーナスバーラエリアで泊まった「Lapland Hotel Ounasvaara Chalets」。こちらにも、サウナが。
入り方は簡単で、サウナに入る30分ほど前に、石が入ったストーブのふたを開け、電源をぽっちとな。石がだんだんと熱くなり、部屋も温かくなる、という仕組み。
30分後には、サウナルームはぽっかぽか。

洒落た桶ですね~
さらに温度を上げたければ、石の上から水をかける。そうすると、あっつ~い水蒸気がジュワ~!
オーロラ観測で、夜中に冷え切って帰ってきても、サウナに入るとカラダはホント、ぽっかぽか。
よ~く眠れるのです。
シャワーとサウナの組み合わせは、まさに温泉旅館のよう。
日本では、息苦しくてサウナにはあまり入らないけれど(まぁ、温泉だけで十分温まるしね)、
隊長は完全にサウナにはまり、時間がなくても、夜中でも、チャンスがあれば、サウナでいっぱい汗をかいて楽しんでいました。
家にサウナがあるっていいなぁ~。あったまるな〜。幸せな気分になるな~。
なんて素晴らしい文化なんだ!!
フィンランド人にとってのサウナとは?
フィンランドで実際にサウナを体験してみると、そこには、日本のサウナともちょっと違う、フィンランド流サウナの楽しみ方や考え方がありました。
ありのままの姿で堂々と!
ラッペーンランタのホテルに泊まったときのこと。
ここには、共用のサウナがついていました。それまでは、コテージのプライベートサウナにしか入ってこなかった私たち。
はじめての、共用サウナです。
さて、ここで問題。
共用サウナに入るときは、水着?巻き巻きタオル?それとも裸?
かなり心配になってきた新人。だって、水着を持っていないがために、スイスではサウナは入れなかったし。フィンランドの混浴サウナに入った、という旅人さんもいらっしゃったし。
そこで、隊長を偵察に行かせます。
待つこと15分。隊長の答えは・・・??
「みんな、裸っぽかった~。」
ああ~、よかったっ!これで、安心してサウナを楽しめます!
ちなみに、フィンランド人はみなさん、タオルでカラダを隠すことなく、堂々とサウナに入ります。
「自分」であることを、恥じることなく、自然体を大事にする。ありのままの自分を受け入れる。これがフィンランド流の考え方なんですね。
あ、でも、抵抗のある人は、タオルを使ってもいいそうですよ。
サウナで温まったら、湖へダイブ!!
湖が多いフィンランド。湖のほとりにサマーコテージを持っている人が多いみたい。
夏はコテージでサウナを楽しむんだとか。冬でも夏でもサウナなんですね。
サウナで温まった後に、そのまま湖に飛び込むのが、フィンランド流!
おもしろいっ!!
ロヴァニエミに留学中の教え子、おせんべいさんも体験したらしいですよ。
コテージは代々受け継がれていくもの。代が変わっても、家族や友人との大切なひとときが、たくさん生まれていくんだろうなぁ。
なんか、いいな、そういうの。
ちなみに、サマーコテージを持っていない人は、コテージを持っている友人宅を訪れるみたい。
そういえば、ラッペーンランタでお世話になったホテルの共用サウナには、プールがありましたね。
フィンランド人のおねーさんたちは、サウナで温まった後、水着を着てプールに向かっていたっけ。カラダがぬれているので、着るのは大変そうでしたが・・・。
「サウナ⇒水へダイブ」は、自然の中でも、建物内でも同じ。
フィンランド流のサウナの楽しみ方ですな。
絆を深めるプロセス!
友達や家族とサウナに入り、カラダもココロもリラックスさせ、おしゃべりを楽しむ。
フィンランド人は、サウナに入ることを「絆を深めるプロセス」とも考えているようです。
だから、ときには、会議にも行われるらしい。「より重要な決定は、会議室よりサウナで、下される」という言葉もあるくらいだとか。
すごいなっ、フィンランド!!まさに、裸と裸の付き合いですね。
サウナ自体を楽しむ!
ときどき、日本のサウナでテレビが置かれていることがありますね。たしかに、テレビがあれば、なが~く入っていられるのかも。
でも、フィンランドでは、テレビはもちろんのこと、リラックス効果のあるアロマや音楽さえありません。
そこにあるのは、明かりもぼんやりとしたサウナルーム。特別なものは、何も要らない。
なんか、自然と共存してきた、フィンランドらしい考え方だなぁ。
カラダとココロにたまったものを流す!
フィンランド流サウナは、「こうあるべき」という正しいルールがあるわけではないようです。
楽しくおしゃべりしたっていいし、真剣に会議をしたっていい。
ときには、仲間とビールやソーセージを食べながらだって、構わない!!
でも、最も大事なのは、カラダとココロの緊張をほぐし、カラダとココロにたまったものを流すこと。そのことによって得られる、至福のときを体験すること。
とっても奥深いです。
サウナ体験を通して
冬が長~いフィンランド。そんな中で、大切に守られてきた文化のひとつが「サウナ」。
カラダを温めるだけでなく、
大切な人たちとココロを互いに通わせる場として、
カラダとココロにたまったモノを流してくれる場として、
フィンランド人の生活に溶け込んできたんだな。
ぜひ、多くの旅人さんに体験してもらいたいですっ!!
【朗報!】サウナ付きの宿が多くないと思われるヘルシンキ。いろいろと調べてみたら、ヘルシンキ発サウナ体験ツアーを見つけました!フィンランドのオプショナルツアー予約VELTRAで、検索窓に「サウナ体験」と入れてみてください。ちょっと変わったサウナ体験ができるようですよ。
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