ツェルマットを訪れる日本人なら、誰もが一度は行くであろうゴルナーグラート展望台。
マッターホルンの写真やポスターでよく見かける、逆さマッターホルンが見られるリッフェルゼー周辺は大人気の定番エリアです。
歩くのに自信のない人でも、途中のローテンボーデン 〜 リッフェルベルクの1区間だけでも歩くべし。
私たちもいちばん行きたかったコースなので、天気が良くなるまでずーっと待っていて、6日目にやっとトライできました。
- ハイキングルート:ゴルナーグラートGornergrat 〜 リッフェルゼーRiffelsee 〜 ツェルマットZermatt
- 日にち:2016年7月15日
- 所要時間:約4時間45分
- 距離:11.5 km
- 体力レベル&難易度:全体的にやや急な下りで距離は長め 中級者〜
(日本人がいっぱいのローテンボーデン 〜 リッフェルベルクはほぼ平坦で初心者でも可) - 歩いた感想:開放感ある景色の中でマッターホルンと電車の両方が見られ、電車好きには最高ですよ。逆さマッターホルンが見られるリッフェルゼー周辺は、日本人に大人気。このコースは外せません。
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朝いちばんの登山電車で!いざ!!
ツェルマット駅前にあるゴルナーグラート登山鉄道駅から、朝7時発の電車に乗ってゴルナーグラートへ。
ツェルマットの村は曇っているが、上は晴れているらしい。ってことで、電車は朝から大賑わい。でもここでもやっぱり半分は日本人のツアー客!
電車はぐんぐん高度を上げていく。
ツェルマットにかかっていた雲は、上から見ると雲海となって、谷全体を覆っていた。
なんて素晴らしい眺め!!そして、上は晴れていた。やった〜!!
前日に降ったと思われる雪がキラキラと光ってきれーい。
あー、ほんとにこの日を待っていてよかった!!
展望台からの眺めにクラクラする~
標高3089mの展望台からは360度見渡せる。
南を見れば、ヨーロッパ第2位のモンテ・ローザ(4634m 氷河の左)、
北を見れば、スイス単独では最高峰のドーム(4545m、写真真ん中のとんがり)などなど、4000m級の山々が鎮座する。圧巻の景色!!
眺めていても全く飽きることがなく、何度も何度もカメラを向け、シャッターを切る。
ゴルナーグラートには、小さな礼拝堂が佇んでいました。
たくさんの登山家が命がけで山頂を目指すこの地では、大切な場所なのです。
登山電車とマッターホルンのコラボが最高
景色を堪能したあとは、ハイキングハイキング〜。
展望台にいたたくさんの日本人は、また電車に乗るようで、ここから歩いていく人は少ないみたい。
雪が残っている道を滑るように下っていきます。
しかも上りと下りで結構頻繁に電車が通ります。次はここから狙うぞ〜って電車を待ち…
きた〜〜〜!!パシャ、パシャ。
すっかり鉄道マニア?!の隊長。
人気のリッフェルゼーでは、逆さマッターホルンが
逆さマッターホルンが見えるという大人気の湖、リッフェルゼーへ。
結構、上の方からも見えていたリッフェルゼー。ぬかるんで滑りやすい下りを慎重に進んでいく。
むむ?さっきまで誰もいなかったのに、急にぞろぞろと人だかりが…。
ゴルナーグラートの1つ下の駅である、ローテンボーデンRotenbodenから歩く日本人ツアー団体のようだ。出てくる出てくる、ものすごい数の日本人。
さあて、リッフェルゼーはどうかなぁ?
おお〜!逆さに映ってる!
今日は風も穏やかで、恵まれたなぁ。ありがたや〜。
湖の周りには人がた〜くさん。
のーんびり見るには、ちょっと日本語がにぎやかデス。
少し歩いていくと、もうひとつの湖に着いた。
ガイドさんの声がよく響きます。「滑らないように気をつけて〜。ゆっくりでいいですよ〜。」
はーい。
ゆーっくり歩くツアー団体に挟まれたあそび隊2人。
先は長いので、もう少し早く歩きたいっ!
・・・タッタッタッタッ!
日本人ツアーを4団体くらい追い抜かすと、ようやく静かになりました。
ツアーはここのリッフェルベルクRiffelbergの駅まで歩いて終わりみたいです。
私たちは、ツェルマットまで歩いて行きまーす。
開放感ある景色の中、やや急な下りが続く
ここからは、歩く人がまばらになってとっても静かでのーんびり。
ツェルマットの羊さんは、毛が長くてモコモコしている。
マッターホルンにはだんだん雲がかかるようになり、なかなか全体像をみせてくれない。
お花畑エリアでは、頂上が隠れちゃった…
リッフェルアルプのレストラン近くに、絶景のベンチを発見。
お昼休憩には、最適スポットですが、もうパンは食べちゃったのだ。
リッフェルアルプでトイレを探してウロウロ
この辺りで、隊長がトイレ休憩を欲し、ホテルへ行ってみたけど工事中。
レストランで借りられると聞き、レストランを目指してわたわた。
どこを歩いていたのか、トイレが限界だったのでよく覚えていない…
この記事を書いていて気づいたのですが…、
ツェルマットへのオススメの道は、ここらにある分岐を左へ行き、スキー場や何軒かのレストランを通っていくようです。
???
私たちは、道を間違えたのか!?
私たちは、教会を過ぎ、線路沿いを歩き、線路を渡って、左に下りていく道を通りました。
もちろん、ツェルマットへの標識を見ながら歩いているので、ゴールは同じなんですがね…。
そうすると・・・、ここからはほとんど林間コース。
ずーっと林の中をジグザクと
ときおり、目指すツェルマットの村が見えるだけで、ひたすら林の中を歩きます。
結構急な下りだけど、登ってくる人も多い。
ここを登るのは大変そうだけど、富山のお父さんは、この道のりを往復したみたい…。さすがです。あ、富山のお父さんって、グリンデルワルトで出会った、ストイックなお父さんのことです。元気かな~。
かなり下りてきて、ツェルマットの住宅地に入ってきた頃、
マーモットだ〜!!っと思ったら、ニャンコでした。
すっかり住宅地ですね。
ユースホステルまで約4時間半、11キロをひたすら下りました。
この長い下りは、ちょっと足にきて、翌日は筋肉痛になりましたよ。
やっぱりこのコースは外せない、素晴らしい眺め!
ツェルマットでは、3つのハイキングコースを歩きましたが、やっぱり、王道のゴルナーグラートとリッフェルゼーは見逃しちゃいけません。
ツェルマットでは天気になかなか恵まれず、滞在6日目、最後の最後で、マッターホルンを存分に楽しめた今日のハイキング。
飽きっぽい私たちは、ツェルマットの村とユースホステルにちょっと飽きてきて、もう移動したいっ!って頃だったのです。
天気の神様〜、本当に感謝、感謝デス。
ツェルマットの村の様子と他のハイキングコースはこちらへ↓
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