ツェルマットでは3つのハイキングコースを歩きました。
今回は、そのうちの1つ、シュヴァルツゼーからツェルマットへ歩くコースです。このエリアのすごいところは、マッターホルンが、すぐ目の前にあることです。
全体的にゆったりとした下りなので、あまり大変じゃなさそうってことも魅力的ですね。
別プランでは、シュヴァルツゼーからヘルンリ小屋へ歩き、1泊したい気持ちもあったのですが、毎日天気が悪く、そのプランは却下。
- ハイキングルート:シュヴァルツゼーSchwarzsee ~シュタフェルアルプStafelalp〜ツムット村Zmutt〜ツェルマットZermatt
- 日にち:2016年7月14日
- 所要時間:約4時間半
- 距離:10.5 km
- 体力レベル&難易度:距離はちょっとありますが、ほぼ緩やかな下り 初級者〜
- 歩いた感想:天気が悪く、極寒の日。それでも、マッターホルンをすぐ近くから拝めたので歩いてよかった。この辺りからは、とんがり具合が少しなだらかに見えました。ツムットへ行く道が間違えやすので要注意。
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ツェルマットからゴンドラでシュヴァルツゼーへ
この日は朝から曇り、気温も低くて寒い。でも、雨は大丈夫そうなので、ハイキング決定!
ユースホステルから歩いてゴンドラ乗り場へ行くと、
偶然にも、日本人現地ガイドと6〜8人ほどの観光客。ここで待ち合わせだったようで、挨拶をして、今日の予定を説明してる。
私たちと同じコースを歩くらしい…。
うーん、あんまり近いとお互いにイヤなので、ちょっと間を空けてゴンドラに乗り込みます。
途中のフーリFuriで1回乗り換えて、さらに上のシュヴァルツゼーへ。
一気に寒さが増し、上の方は雪が見えてきた。
前日ツェルマットに降った雨は、上の方では雪だったようです。7月なのに!
シュヴァルツゼーのゴンドラ駅から見た、シュヴァルツゼーです。
「ゼー」とはドイツ語で湖のことですよ。
上の方にうっすら見えるのがマッターホルン!!雲がかかっていて頂上は見えませんが、スッゴク近いっ。
薄暗いシュヴァルツゼーはちょっと神秘的
しかし、本当に、寒い。寒すぎるっ。
持っていた服を全部着て、レインウェアを腰に巻きつけて、ハイキングスタートだ。
シュヴァルツゼーは「黒い湖」という意味だそう。
ちょうど晴れ間が差し込んできて、後ろの山々が映り込んでいます。
うわ〜、なかなか神秘的な景色ですな。
湖のほとりには、可愛らしく立っているのは礼拝堂。
中に入ると、山の礼拝堂らしい絵がありました。
魔の山マッターホルンに挑戦してきた人々が、最後にお祈りする大切な場所なんだと思います。
日が差してきた。私たちにも太陽の光を〜!
緑いっぱいの緩やかな下りとマッターホルン
ここからはゆったりとした下りが続きます。
自転車コースにもなっているので、3人の自転車組が私たちを抜いていきました。
奥に見えるのは、ツムット氷河。
昔の氷河のあった高さまで、跡が残っていますが、今はかなり少ない。地球温暖化を間近に感じられる瞬間です。
モコモコの羊さんだ!
ツェルマットの羊は、このモコモコタイプが多くて、可愛いのです。
歩いていると、だいぶ太陽も出て明るくなってきました。
いかにもマーモットが出てきそうな、草地です。
リサーチによると、この辺りはマーモットがたくさん見られるそうですが、この日は寒かったのか全く姿を現しません。
シュタフェルアルプから見る、なだらかなマッターホルン
三角のとんがりが有名なマッターホルンも、見る角度が違えば、形も違うのです。
マッターホルンは、北側から眺めるとかなりなだらかなのです。
近すぎて、見上げる格好になっているから?だけではないようです。
やっと青空も見られ、いい天気になってきました。あぁ、マッターホルンと青空、会いたかったぁ!
シュタッフェルにある可愛らしいレストランで、近くにいた日本人ガイドが「この辺りにすっごく美味しい◯◯があるから、絶対に食べた/飲んだほうがいい!」と力説しておりました。ミルクティーだったかなぁ・・・
場所もこのレストランではなく、近くの牧場の話だったと思いますが…。
ま、そのレストランも過ぎ、可愛らしくぶら下がった小さなゴンドラも過ぎ、しばらくまっすぐ歩いていたら…
道を間違えた??
前から歩いてきた老夫婦に尋ねたところ、言葉が通じず。でも、なんか違う方を指差してブリッジがなんとかかんとか。
わかったことは、このまままっすぐ歩いていくと、ゴンドラ駅のあるフーリへ行ってしまうことと、橋を渡れってこと。
標識を見逃したのかなぁ。かなーり戻って橋への道を見つけました。
ツムット方面へは、ダム湖の橋を渡る
橋の方へ降りていくと、そこはツムットバッハダムというダム湖がありました。ダムにかかった橋を反対側へ向かいます。
あ、隊長が突然、水を噴射しましたね。
反対側の道は、ずっと見晴らしのいい川沿いのコース。
太陽も出てきて、すっかり暖かくなりました、お花もたくさん咲いていますね。
ツムット村は、お花いっぱいの小さな集落
しばらく歩くと、小さな集落の屋根が見えてきました。ツムット村だ〜!
谷に昔からひっそりと佇む小さな村。雰囲気は満点です。
レストランも幾つかあり、ハイキング途中のお客さんがいっぱい入っていました。
パン休憩ができそうなところはなかったので、しばらく歩いたところのベンチで休憩をしました。
コースのところどころに、こんな木彫りの彫刻があり、楽しませてくれます。
マッターホルンに最初に登頂人の説明や、マッターホルンに登山鉄道の計画があった話などのストーリーもありました。
晴れているときは、マッターホルンはすぐそこ
前半の天気がかなり悪かったため、至近距離でのマッターホルンが拝めなくて残念。他のブログなどで写真を見ると、驚くほどの距離感ですよ。
コース全体としては、ずっとなだらかな下りで、約4時間半。初心者や年配の人でも歩けます。是非、晴れているときに行きましょう。
ツェルマットの村の様子と他のハイキングコースはこちらへ↓
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