フィンランドで長距離列車に乗りたいのに、列車用語や表示を理解するのに苦戦している旅人さん。その苦労、とーってもよく分かります!!
ヘルシンキ~ロヴァニエミ間を走る、夜行列車に乗ってきたあそび隊も、チケットの種類やら寝台タイプやら、表示の仕方を理解するのに、やたらに時間がかかりました。
だから、今回は、長距離列車のチケットをスムーズに買うために必要な知識、
- 【サンタクロース・エクスプレス】の正式名称は!?
- 【夜行】と【昼便】の所要時間(ヘルシンキ~ロヴァニエミ)
- 【夜行】と【昼便】3つの切符タイプ
- 【夜行】3つの寝台タイプ
- 【昼便】3つの座席タイプ
をお届けしたいと思います!
アナタのフィンランド列車の旅。少しでもお役に立てれば、これ幸い!!
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【サンタクロース・エクスプレス】は存在しない!?正式名称は・・・
ヘルシンキとロヴァニエミを結ぶ、フィンランドの夜行列車「サンタクロース・エクスプレス」。日本のガイドブックやEurailなどのチケット予約サイトでも、その名で通っています。
しかし実は、正式名称は・・・Night Train。至って、シンプル!!
運行会社である、フィンランド鉄道(VR)の公式サイトのどこをみても、「Santa Claus Express」と明記されていないので、ご注意あれ!!
チケットを買うときには、Night Train で検索!ですよ。
【夜行】と【昼便】では、所要時間が異なる!ヘルシンキ~ロヴァニエミ
ヘルシンキからロヴァニエミまでは、約830km。
夜行であれば、所要時間はだいたい12時間(直行便)。乗り継ぎ便のほうがちょっとだけ早いけど、乗り換える手間を考えると、直行便の方がいいかな~。
昼便の所要時間は、7~8時間ほど。直行便は少なめで、寝台車両はついていませんが、ゆったりと座れるシートや、食堂車の2階席なども選べます。詳しくは、下記をご覧ください。
冬の景色を楽しみながら、のんびりと列車の旅をするのも、いいかもしれません~。ワイン片手に。
ふむ、今度はそうしようかなぁ。
【時刻表:ヘルシンキ⇒ロヴァニエミ】
クリックした時点から2ヶ月分の時刻表が表示されます。
※夜便はこちらから。
※昼便はこちらから。
【時刻表:ロヴァニエミ⇒ヘルシンキ】
※夜便はこちらから。
※昼便はこちらから。
フィンランドの【夜行列車】と【昼便】3つの切符タイプ
さて、気になる運賃ですが、3つの切符タイプによって、異なります(2017年10月調べ)。

【タイプ1】昼便には最強!「Super Saver」
- 相場:座席は40ユーロ(昼・夜あり)、寝台は100ユーロ(夜のみ)
- 座席に限りがあるので、早い者勝ち
- 5ユーロで出発日や時間帯の変更可
- Cancellation Insurance(キャンセル保証)10ユーロをオプションでつけると、出発前のキャンセル・払い戻し可
要注意!!座席のみなら格安なので、昼便には最適ですが、夜行列車には不向きです。座席でも寝られる・・・という強者さん以外には、おすすめしません。
【タイプ2】夜行列車ならコレがベスト!期間限定販売の寝台付き「Night Train Special Offer」
- 2017年12/13までの期間限定販売
- 片道大人1人59ユーロ(寝台付き)※トイレ・シャワー付きの部屋 69ユーロ
- 座席に限りがあるので、早い者勝ち
- 出発日の1週間前までに購入する必要がある
- キャンセル不可
- 10ユーロで、出発日や時間帯の変更可
- ハイシーズン(12/1–6, 12/15–20)には、10ユーロの追加料金がかかる
【タイプ3】通常価格の「Basic Ticket」
- 相場: 座席は60~80ユーロ(昼・夜あり)、寝台は90~120ユーロ(夜のみ)
- 出発ぎりぎりまで購入可能
- 5ユーロで出発日や時間帯の変更可
- Cancellation Insurance(キャンセル保証)10ユーロをオプションでつけると、出発前のキャンセル・払い戻し可
フィンランドの【夜行列車】寝台タイプは3つから選ぼう!
寝台タイプは大きく分けて、3つ。自分に合ったタイプを選んでいきましょう。

【タイプ1】Seat/座席:夜行だとキツイよね・・・
その名の通り、座るタイプ。
夜間12時間の長距離移動。やっぱり、足を伸ばして、フラットで寝られる快適さに勝るモノはありません!
Seat/座席が活躍するのは、昼便ですよ!!
【タイプ2】Sleeping Compartment/個室寝台:プライベート重視
最大2名までの個室。
1人で個室を利用することもできます。ふたり組、カップルさんに、最適です。
10ユーロほどの追加料金で、トイレ・シャワー付の個室にアップグレードできます。
【タイプ3】Sleeping Berth/寝台: おひとりさまにはもってこい
最大2名の、男女別の相部屋。
5ユーロほどの追加料金で、トイレ・シャワー付の部屋にアップグレードできます。
おひとりさまに最適です。ふたり組、カップルさんで利用の場合、上記のSleeping Compartment と料金は同額です。
【補足】寝台列車は、2階建て。1階の寝台は共用トイレ・シャワー、2階はプライベートトイレ・シャワーとなっているようです!
フィンランド【昼便】3つのSeat/座席タイプ
昼便には、Seat/座席しかありませんが、8時間ほどの移動ですし、景色を楽しんだり、調べごとをしたり、居眠りしたり、カードゲームしたり・・・そんな風に過ごしていれば、きっと、あーっという間。
寝るだけの夜行とはひと味違った楽しみ方ができそうです!
昼便のSeat/座席は選べる3種類。
【Seat】は、普通座席。
乗車する列車にもよりますが、ボックスシート、家族向けシート、子どものプレイルームに近いシート、仕事向けシートなど、さまざまな種類から選べます。追加料金はかかりません。
【Seat in Extra Class】は、グリーン車みたいな感じでしょうか。普通座席+17ユーロで利用できます。
普通席よりもゆったりシート。新聞がつき、コーヒー、紅茶、お水が無料で飲めるサービスつき。
【Seat upstairs in the restaurant car】は、食堂車の2階席。普通座席+11ユーロで利用できます。
ゆったりシートで、景色を堪能。食事を楽しみながら、優雅なひとときを送るのもいいですね。
フィンランド【夜行列車】と【昼便】、いちばんお得に乗車するなら?
長々と、フィンランドの長距離列車についての豆知識を書いてきました。ふぅ~。お付き合い、ありがとうございましたっ。
最後にもう一度、おさらいです。
- 夜行列車に乗りたいアナタが狙うべきは、Night Train Special Offer!!寝台つきで59ユーロ!
- 昼便に乗りたいアナタが狙うべきは、Super Saver!!通常価格のほぼ半額で、乗車することが可能です。
やっぱり、旅をするなら、お得に、ね。
あとは、どんな寝台タイプにするか、座席にするか。あなたにおまかせ~!
ぜひぜひ、フィンランド列車の旅を楽しんでくださいませ!!
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