あまり食にこだわりが見られないチェコ…。
それでも、これおいしい~っ!!と思ったのが、くるくる巻きのトルデルニーク!!
今日は、あそび隊もハマった、あま~いお菓子のお話です。
トルデルニークの豆知識や相場、お店選びのポイント、オススメのお店など、盛りだくさんでお送りします!!
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ぐるぐる巻きのトルデルニークって、どんなお菓子?
一言でいえば、トルデルニークは、パンみたいなお菓子。
鉄の棒に、小麦で出来た生地をくるくるっと巻き、砂糖をまぶし、じっくりと焼き上げる。
円筒状の、独特な形が、また愛らしいっ。
表面がこんがり焼けて、砂糖がキラキラと輝いたら、
砂糖やシナモン、アーモンドなどを周りにたっぷりつけて、いただきます。
香ばしい匂いにつられてね、ついつい買ってしまうのですよ。
最近では、トッピングも豊富なのかな。
アイスクリーム乗せまでありましたよ。
あそび隊が訪れた8月はものすごく暑くて、
多くの旅人さんが、この、トルデルニークアイスクリーム乗せを頬張っておりました。
でも正直、プレーンが一番おいしいと思うけどな~。
オーソドックスで。
だって、トルデルニークのおいしさである表面のカリカリ感が、
アイスで損なわれちゃうじゃない??
実は、トルデルニークはチェコの伝統お菓子じゃない!?
トルデルニークは、本来、クリスマスマーケットの屋台に並ぶお菓子だそうです。
寒い寒い冬に、アツアツのトルデルニークを頬張りながら、チェコの街を歩く…。
日本でいうところの、木枯らしが吹く日に、アツアツの石焼き芋を頬張る…的な感じでしょうか。
うん、そりゃ、文句なしで幸せだわっ。
クリスマスシーズンの名物菓子が、
プラハやチェスキークルムロフでは、いつだって食べられます。
旅人にとっては、うれしい話だ。
しかしこのトルデルニーク。
伝統菓子かと思いきや、そのルーツは実にあいまいなんだとか。
30歳以上の大人に聞くと、「小さい頃に食べた記憶はない!」と答える人も多いんだって。
だから、最近になって、チェコ料理として浸透したのかもしれないし、
大昔に存在していたレシピが、最近になって復活したのかもしれないし、
実のところは、よく分かっていないみたい。
でも、今では、チェコのお菓子として確たるポジションにあるわけで。
チェコを訪れる観光客を、幸せにするあま~いお菓子であることには、変わりないのだっ!
【追記(2018年12月):読者の方に情報をいただきましたっ!】
トルデルニークのルーツが判明しました!
ルーマニアのトランシルバニア、パライドやソヴァータ辺りが発祥だそうです。
ハンガリー人が住んでいるエリアのようで、
ハンガリー語では、kültőskalács キュルトゥーシュカラーチ。
いつか、本場の味を楽しみたーいっ!!
物価が安いチェコなのに、トルデルニークは、案外いい値段するね…
プラハやチェスキークルムロフなどの観光名所には、たくさんのトルデルニーク屋さん。
お店によって、価格が大幅に変わる、ということはアリマセン。あ、でも、50円程度ちがうかも!
全体的に、チェスキークルムロフより、プラハの方が高め、かな。
というか、物価の安いチェコなのに、トルデルニークは、なかなかいいお値段…。
観光客向けのお菓子…と言っても過言はないでしょうね。
だって、プレーンのトルデルニークで、60CZK ≒ 300円 ですよ?
カフェやレストランで飲むビールよりも高い…。
どういう価格設定なのよ!??
…と、ぶうすか言いながらも、甘いにおいに誘われて、ついつい買ってしまうのです。
トルデルニーク激戦区、プラハ!お店を選ぶときのとっておきのポイント
世界から観光客が押し寄せる、プラハ。
トルデルニーク屋さんも、いたるところにあります。
特に、カレル橋 Charles Bridge から、旧市街広場までの間に、お店が集中しているかな。
味にちがいはないだろう…と、あなどってはいけません!!
厚さ、焼き加減、砂糖の量など、お店によって異なります。
奥深き、トルデルニーク!!
トルデルニーク大好きのあそび隊、おいしいお店を探すため、それぞれのお店のこんなところを見ています。
- アツアツを食べられるかどうか
- ハエがたかっていないか
- 厚み・焼き加減はどうか
ポイント【その1】アツアツのトルデルニークが食べられるか
トルデルニークは、焼きたてが一番おいしい!!と、信じてやまないあそび隊。
焼きたてが食べられるかどうかは、重要なポイントです。
でも、お店によっては、焼いてから時間の経ったものを販売しているところも。
だから、焼いたものが大量にストックされているお店は、ハイ、消えたっ!なのであります。
そうなると、必然的にアイスクリーム乗せのトルデルニークも、ハイ、消えたっ!
だって、アイスを乗せるために、アツアツのトルデルニークを冷まさなきゃだもんね。
そろそろ焼き上がりそうなトルデルニークがあるかを見て、並んでいる人の数や、ストックされているトルデルニークの数も、頭に入れて…
こんなにトルデルニーク店探しに必死になって…
どんだけ好きなん?…って、感じです。
でも、これだけ吟味を重ねて選んだお店だとしても、アツアツをゲットできないことだってあります…ぐすっ。
じゃあ、吟味する意味なくない!?とも言えますが、
ま、あれこれお店を探すのも、また旅の楽しみなのでね。
ほんと、焼き上がりのタイミングを見るのは、難しい~。
それでも食べたい、アツアツのトルデルニーク!!
今気づいたけど、もしかして、お店の人にアツアツちょうだい!と、頼んでみるのもアリ??
ポイント【その2】ハエさんがたかっていないか
あま~いにおいに誘われるのは、何も人間だけではアリマセン。
そう、ハエさんです。
マダガスカルでも、たくさんのハエさんと、ご飯の取り合いをしましたな。
屋台で売られているトルデルニークは、焼いているときも、焼き終わってストックされるいるときも、外気に触れた状態です。
そうすると、どこからともなく、ハエさんがっ!
お店によっては、放置されたトルデルニークの上に、数多くのハエさんが、我先に!と言わんばかりにくっついております。
もはや、あれは、ハエさんの食べ物です。
店内で焼いているお店でも、基本、ドアは開けっ放し。
ハエさんが店内に入ってくることだって、そりゃあります。
だから、屋台であっても、店内であっても、
ハエさんのトルデルニークを奪うことがないように、
ハエさんのたかっていないトルデルニークが並ぶ、お店を選ぶことにしているのです。
ポイント【その3】厚さと焼き加減はどうか
私たちの好みは、外はカリッ、中はもっちり!の、厚みのあるトルデルニーク。
厚みがある方が、食べ応えもあるしね~。
遠巻きにお店を見ながら、トルデルニークの厚みをチェックします。
同時に、焼き加減もチェック。
砂糖がちょっと茶色く焦げているのが、ベスト。
カリッとしていて、おいしいです。
あそび隊おすすめのトルデルニーク屋さん!プラハ&チェスキークルムロフ
トルデルニークに、なかなかのこだわりを持つあそび隊。
プラハでも、チェスキークルムロフでも、いくつかお店を回りました。
そんな私たちが、オススメするお店はコチラ!
プラハのトルデルニーク屋「Trdelník」さん
【住所】Celetná 565/26
【旧市街広場から徒歩5分】
旧市街広場から火薬庫に向かう道沿いにあります。
値段は、Original Trdelnik オリジナルトルデルニーク、60CZK ≒ 300円。
ここのトルデルニークは、厚みもそこそこあり、中はもっちり、表面はカリカリ。
焼きたては、もっちりしていて、さらにうまい!!
チェスキークルムロフのトルデルニーク屋「MLS Širok」さん
【住所】Široká 80
【スヴォルノスティ広場 Nám. Svornosti から徒歩5分】
【公式サイトはこちら】
チェスキークルムロフにも、たくさんのトルデルニーク屋さんがあります。
中でも有名なのが、MLS。チェスキークルムロフだけで、なんと5店舗もあります!
店舗によっては、トルデルニークだけでなく、クレープなども店内で食べることができます。
どこの店舗も味は同じかと思いきや、そんなことはアリマセン…。
私たちのお気に入りは、MLS Široká 店。
Krumlovský mlýn の隣にある屋台です。
焼き上がりに、結構時間がかかりますが、厚みもそこそこあり、もっちり系。
カリッとした表面が、たまりませんっ!
って、もしかしたら、焼いてくれる人によっても違うのかもしれないけどね…。
ぜひ、トルデルニークをご賞味あれ!
チェコにいったら、ぜひ食べてもらいたいトルデルニーク。
いくつかのお店をまわって、食べ比べ!!なーんて言うのも、楽しいでしょうね。
あま~い幸せを、どうぞ楽しんでくださいな。
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